過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION】
1- 20
15: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2013/10/22(火) 23:38:36.43 ID:dONdEd0xO
「よく頑張ったね、偉いよ」
そう言われた途端、堰を切るように涙が溢れそうになる。
そこへ間髪入れずに男性の声が聞こえてきた。

「やはりなのはか!その様子だと二人とも無事のようだな!」
以下略



16: ◆OUO0NoB5Q0bR[sage]
2013/10/22(火) 23:42:17.65 ID:dONdEd0xO
今日は此処までにします。
しばらくは以前書いていた分があるのでこれくらいのペースで投下していこうと思っています。


17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/10/23(水) 00:15:29.49 ID:Xofe7QRn0
乙。
気楽に待ってる。


18: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2013/10/24(木) 21:19:50.00 ID:YNEdxAiWO
そして気のせいだったのかもしれないけど…その男性の身体から「何か」が溢れ出ているように見えた。
それを見た途端、よく分からないけど直感的に感じた。
「(さっきのへんないろのひかり、すごいおと、うえのないせきぞう…。もしかして…このひとが? それになんだろう。このひとをみているとむねがドキドキする)」
興味が尽きない眼差しで男の人を見るあたしを尻目になのはさんが口を開く。

以下略



19: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2013/10/24(木) 21:53:59.55 ID:YNEdxAiWO
「『あれ』をやるのか。しかし結界を張りながらでは気が分散して十分な威力が出ないんじゃないか?だから俺が天井を…」
言いかけたところでなのはさんが割り込む。
「私、昔よりずっと強くなったんだよ?心配しないで任せて!」
「…そうか。ならお前は『あれ』と同時に結界を解け。俺は穴が空いた瞬間、この子を連れてそこから地上に飛び出す」
なのはさんの力強く自信に満ち溢れた言葉に、リュウさんは納得して全て任せたみたい。
以下略



20: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2013/10/24(木) 23:07:07.78 ID:YNEdxAiWO
え…?

天井は決して柔らかくない。しかも天井だけじゃなく、この空港は破壊を防ぐ為に計算上では質量兵器でも全壊しないと言われている特殊な合金を仕込んでいる上に、簡易ながらもAMF(アンチ・マギリンク・フィールド…空間内で発生する魔法を無効化するフィールド系防御魔法)処理を施してあるこの空港の天井を…一撃で?

間髪入れず杖から大きな薬莢が二本飛び出すとその瞬間、杖はまばゆい光を放って先端の形状が変化した。
以下略



21: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2013/10/24(木) 23:14:12.55 ID:YNEdxAiWO
☆ディバインバスター ・エクステンション
なのはの得意とする収束型砲撃魔法「ディバインバスター」の強化版。カートリッジ(後述)を二個消費する。高密度で圧縮された魔力が飛距離で威力が減衰する事無く対象を撃ち抜く。名前通り威力・速度・命中精度の向上は勿論の事、通常よりも射程が遥かに長くなっており、その長さは最大で数kmにも達する。
あまりの長射程故に術者本人でも遠距離の照準合わせや軌道修正が困難な為、それらはなのはのインテリジェントデバイス(魔法発動用の道具。魔導端末とも呼ばれており、その中でも人格を持つもの)「レイジングハート・エクセリオン」が行っている。
download2.getuploader.com
download4.getuploader.com
以下略



22: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2013/10/24(木) 23:44:32.14 ID:YNEdxAiWO
その閃光は天井に激突した…筈だった。

でも閃光は何故か「擦り抜けた」。
上手く言えないけどけどそうとしか見えなかった。
激突したなら衝撃が発生する筈だし破砕物が降ってくる筈。
以下略



23: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2013/10/24(木) 23:47:41.87 ID:YNEdxAiWO
☆昇龍拳
リュウの修める拳法の奥義の一つ。跳び上がりながら気を込めた拳を突き上げる技。
拳には気が込められている上に跳躍も足元から気を放出して飛距離と速度を倍加させているので威力は通常のジャンプアッパーとは比較にならない。リュウは青年時代に偶然自ら編み出したこの技で、覚えたての頃でさえ自分の倍はあろうかという大岩を真っ二つに割ってしまった程の威力である。
この技と波動拳・竜巻旋風脚の三つはその拳法における闘いの基本であるが、それは同時に完璧と言える程にバランスの取れた組み合わせとなっており、文字通りの「三位一体」の技になっている。 これらを的確に使い分ける事で隙の無い立ち回りが可能になるが、逆に言えばこれらのどれが欠けても安定性に欠けてしまうとも言える。
そしてこの技はリュウの師匠によって「あるリスク」の存在が明らかにされている。
以下略



24: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2013/10/24(木) 23:55:48.00 ID:YNEdxAiWO
手足は指すら畳めず下に伸び切り、リュウさんの腕がお腹に食い込む。
凄まじい風圧と食い込んだ腕のせいで殆ど呼吸ができず、声も出ない。
酸欠に加え、重力のせいで下半身に血が行き過ぎた事による貧血によって意識が薄れて視界がぼやける。
その最中に視界に入ってきたのは、炎に囲まれた空港が瞬く間に小さくなっていく姿だった。
ふと体が軽くなり、意識も視界も少しずつ戻ってきた。どうやら上昇の勢いが弱くなってきたみたいだ。
以下略



25: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2013/10/25(金) 00:05:03.24 ID:E8YXxBxLO
「(……した?ここはどこ?)」

ここは空の上。視界を遮るものは何も無く、緋色に照らされた夜空が広がっている。足が踏みしめるべき地面も当然無い。
上昇の勢いがどんどん弱くなる。

以下略



517Res/266.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice