過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION】
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266
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◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/01(水) 22:02:26.61 ID:xArOn00xO
「ウ…ソ…でしょ…?あ…あんたが…こんな事す…」
「……邪魔だよ」
ティアナの言葉を遮ってスバルはティアナを蹴り飛ばし、ティアナは転がって力無く倒れた。
ダメージ自体は大した事が無く意識はある筈だが、全く立ち上がろうとしない。
以下略
267
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/01(水) 22:18:41.77 ID:xArOn00xO
「あんなの…本当のスバルじゃない…。でもあたしじゃ…スバルを止められない…。お願い…スバルを…スバルを止めてぇ!!」
倒れていたティアナが涙を流しながら叫んだ。
「(そうだ…。友の涙を…破壊と死を招くだけの力なんてあってはならない!認めてはいけない!本当のこの子も望む筈が無い!)」
俺は何とか自分を取り戻して立ち上がった。
268
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/01(水) 22:41:18.42 ID:xArOn00xO
何とか立ち上がったものの、今の俺には一人で殺意の波動を止める力は無い。 ならば…
「君!俺がこの子を元に戻す!だから君も手伝ってくれ!」
「は、はい!」
ティアナは即座に立ち上がり、スバルに向けて銃を構える。
こうして俺は即席でティアナと共闘する事となった。
以下略
269
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/01(水) 22:52:35.95 ID:xArOn00xO
「ならばこれでどうだ!はああああ……!」
波動拳と同じ構えで気を練り、合わせた掌に青白い光が灯ると…
以下略
270
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/01(水) 23:06:40.58 ID:xArOn00xO
「!!」
5連射の波動拳は全弾がスバルに直撃し、爆風が巻き起こる。
「倒せないまでもこれなら効く筈だ!」
「ちょっ…本当に大丈夫なんですか!?」
ティアナがスバルを心配して思わず声を上げる。
以下略
271
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/01(水) 23:35:37.45 ID:xArOn00xO
「いいね…。ずっと一方的じゃつまらないからね!」
「(予想はしていたが…いや、予想を超える防御力…。そしてあの破壊力…。完全ではないというのに何という力…まるで『天の男』のようだ。時間稼ぎすらままならんとは…!)」
「(…スバルの体から噴き出ている『何か』。フィールドタイプの防御魔法…その中でも『バリアジャケット』に似てる…けど防御力が異常に高過ぎる。身体の内側から外側に向けて魔力みたいなのを噴出させて攻撃を押し返しているように見えるわ…。
あんな凄まじい攻撃を受けてあの程度の傷じゃ、あたしの魔力弾なんて撫でる程度のものね…でも!)」
以下略
272
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/01(水) 23:57:37.83 ID:xArOn00xO
その射撃はスバルは立ち止まっていたので難なく命中するが、当然ダメージは無い。
だが命中した瞬間、スバルの表情が鬼気迫る怒りの表情に変わった。
「……ティアァァァァ!!」
「…ッ!!」
最早正気を保っているとは思えない。まるで仇を見るかのような憎しみと怒りに満ちた目だ。
以下略
273
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/02(木) 00:08:18.87 ID:535DjYQcO
しかし苦悶の表情になりながらもティアナは立ち直り…
「…そんな顔…!あんたらしくないわよ!」
再び意を決して攻撃を再開する。
ティアナは本気になった為か、その連射速度はさながら機関銃の如く凄まじいものになっていた。
以下略
274
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/02(木) 00:25:13.83 ID:535DjYQcO
「(ウソでしょ!?これだけの弾丸をこの距離で全弾避けるなんて人間に出来る動きじゃない!)」
「(あれは…以前に俺が暴走した時に使った技…!)」
ティアナとの距離を殆ど一瞬で詰めたスバルはそのまま攻撃に移る。
「(さ…避けられない!)」
あまりに速いスバルの動きにティアナは体が追い付かず、文字通り「一撃必殺」の右拳が打ち込まれようという瞬間…
以下略
275
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/02(木) 00:39:50.52 ID:535DjYQcO
「グアッ!」
ティアナに気を取られて防御も回避もしなかったスバルは蹴りが肩口に命中して弾かれるように吹き飛び、瓦礫の山に激突すると山が崩れて埋まってしまった。
「(吹き飛ばしはしたが手応えが妙だった。恐らくまたダメージは無いな)。…無事か?」
以下略
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