過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION】
1- 20
315: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/01/12(日) 23:12:31.89 ID:8sCypf50O
「それは…『相手より強くなった』という事でしょうか?」
当時の俺は学が無かったので頭は悪かったが、一生懸命考えて答えた。

「『勝利をこの手に掴む』って事では?」
俺の数少ない友であり同門でもある『ケン』が答える。
以下略



316: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/01/13(月) 00:20:23.61 ID:7okhX+fEO
「(…それは突き詰めると相手を『殺す』事に他ならない。その果ては『一撃必殺』…。俺は…殺す為に強くなろうとしているのか?)」

俺の中に眠る殺意の波動は俺の意思に関係無く常に破壊と死を求めている、言わば「本能」のようなものだ。

「(俺は…殺意の波動と同じものを求めてしまっているのか?…師匠…あの時の問いは俺がこうなる事を見越して俺に正しい答えを出させようと…)」
以下略



317: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/01/13(月) 00:36:22.97 ID:7okhX+fEO
殺意の波動とは俺の修める拳法の伝承によると「闘いの中に身を置く者ならば誰もが目覚め得る力」であり、「この世の全てを殺し得る力」らしい。だが実際にはそんな事は起こっていない。原因は不明だが、「殺意の波動に目覚めし者」は例外無く「時代の変革と共に消え去っていった」からだそうだ。
訳が分からなかった。それ程の力ならば何故歴史の表に出て来ない?「消え去る」とはどういう意味だ?何故…俺に宿っている…。

考えれば考える程に訳が分からなくなる。
「何故俺が…望んでもいないこんな力を…!」
以下略



318: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/01/13(月) 01:19:07.72 ID:7okhX+fEO
「(だがそれでもこの感情を抑え切れん…。俺の拳は…拭い切れない血に染まる運命なのか…!)」
「リュウさん…。落ち着いて、ね?」
突然なのはが俺の手を握ってきた。すると不思議と怒りで煮え滾っていた心が静まっていくのを感じた。

「大丈夫。あなたの拳は無闇に人を傷付けたりしない。もしそうなりそうになったら私が絶対に止めてあげるから…。だから…そんな顔しないで…」
以下略



319: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/01/13(月) 01:30:32.01 ID:7okhX+fEO
…なのはに気付かされるとはな。
「自分らしくない」。これは俺にも言える事だ。
先程のような後ろ向きな事ばかり考えてしまうという事は、これは頭で考えるだけでは出ない答えなのかもしれない。
ならば俺にできる事はただ一つ…「闘う」という事。 思えば俺の悩みにはいつだってこの拳が答えてくれた。
あれこれ考えるのは俺らしくなかったな。 ならば俺はいつものように俺らしく闘うだけだ。
以下略



320:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/13(月) 01:45:21.58 ID:7okhX+fEO
なのは「きっかけと始まりは四年前の空港火災…」
フェイト「炎の中…幾つかの出会いが、幾つかの決意がそこから生まれて…」
リュウ「出会いが、そして決意が運命を交差させ標無き道を紡ぎ出す…」

次回 スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION
以下略



321: ◆OUO0NoB5Q0bR[sage]
2014/01/13(月) 01:50:00.85 ID:7okhX+fEO
今日はここまでにします。
まだ導入部分が続きます…のでどうか哀れみの目で見守ってやって下さいm(_ _)m


322: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/01/20(月) 20:17:20.58 ID:yx8xSRqYO
第三話 「機動六課 ー決意と始動ー」

【アナザーside】
[新暦71年4月29日 ミッドチルダ 臨海第8空港近隣 沿岸部]
「203・405、東側に展開して下さい!魔導師陣は防壁張って燃 料タンクの防御を!」
以下略



323: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/01/20(月) 20:28:42.07 ID:yx8xSRqYO
そんな状況でまだ研修中のはやてが指揮を任された理由は二つあった。
一つは単純に指揮官が足りなかった為。
もう一つははやてが研修課程を殆ど消化しており、更にその成績が極めて優秀だったので即実践しても問題無しと判断されていた為だ。

急場の前線を何とか纏め上げていると、空からリインフォース2が降りて来てはやてに状況の報告をする。
以下略



324: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/01/20(月) 20:42:30.29 ID:yx8xSRqYO
一方では空港へ向かって飛ぶ光が二つ。その正体はなのはとフェイトである。
二人は偶然にも休暇を利用してはやてに会いに来ていた為に緊急で駆り出され、出動直後にそのまま空港へ直行した。

フェイトは火災現場へ向かう最中、通信本部から参加します連絡が入る。
『航空魔導師本局02、応答願います』
以下略



517Res/266.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice