過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION】
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492: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 22:24:52.67 ID:Xh9/lkGRO
「ナッシュにどんな思惑があるのか知らないけど…あんな言い方したら簡単に聞き入れて貰えないんじゃないかしら」
「俺達があれこれ言ってもどうにかなる訳じゃない。この話はここまでにしよう」
「ま、それもそうね。じゃあ私達も部屋に戻りましょう」
「……。(ナッシュ…。やはり『あれ』を引き摺ったままだったか…)」
「(言葉だけじゃ伝えられない…。私と同じだ…)」


493: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 22:29:39.00 ID:Xh9/lkGRO
俺はナッシュの言動に動揺を隠せなかった。ナッシュの心の傷とは何なのか、子供達に何を伝えようとしているのか…。そればかりが頭の中を巡っていた。
だが俺がいくら考えても分かる訳も無く、ガイルの言葉を信じてその日を待つしかなかった。
そして時は流れ、一週間後の当日を迎える。


以下略



494: ◆OUO0NoB5Q0bR[sage]
2014/03/16(日) 22:31:20.14 ID:Xh9/lkGRO
今日はここまでにします。
切り良く終わらせる為にいっぱい投下してしまいましたw

次回は水曜日までには…。


495: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/19(水) 22:35:16.84 ID:TbH63DB6O
【エネミーside】

彼は何処にでもいる人間だった。
だが彼は他の人間と違っていた部分があった。

以下略



496: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/19(水) 22:42:50.07 ID:TbH63DB6O
ある日彼は気付く。
「足りない」

身体を極限まで鍛えても師事して技を磨いても巨万の富を築いても手足となる組織を作ってもまだ足りない。

以下略



497: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/19(水) 23:04:00.22 ID:TbH63DB6O
ある日彼は気付く。
「足りない」

身体を極限まで鍛えても師事して技を磨いても巨万の富を築いても手足となる組織を作ってもまだ足りない。
「『力』…。全てを平伏させ支配する…圧倒的・絶対的な力!!」
以下略



498: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/19(水) 23:08:15.83 ID:TbH63DB6O
力を求めてから数十年後、顔には深い皺が刻まれ筋肉は空気の抜けた風船のように萎んだ。老齢である。
座して死を待つのみとなった彼は絶望する。
「このままでは野望が潰える。何者にも成れずに終わってしまう」

それでも彼は諦め切れなかった。
以下略



499: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/19(水) 23:16:09.97 ID:TbH63DB6O
魂の慟哭に何処からとも無く聞こえてくる謎の声が応えた。
『求める者よ。野望の為に人の身を…人としての生を捨てる覚悟はあるか?』

脳が都合良く創り出した幻聴か?見兼ねた誰かの芝居か?いや…そんな事はどうでもいい。どの道自分はこの世を去るのだから。

以下略



500: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/19(水) 23:23:52.78 ID:TbH63DB6O
魂の慟哭に何処からとも無く聞こえてくる謎の声が応えた。
『求める者よ。野望の為に人の身を…人としての生を捨てる覚悟はあるか?』
脳が都合良く創り出した幻聴か?見兼ねた誰かの芝居か?いや…そんな事はどうでもいい。どの道自分はもうこの世を去るのだから。

「(ならば…!)」
以下略



501: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/19(水) 23:29:27.09 ID:TbH63DB6O
その瞬間、人間としての彼の生は終わりを告げた。
『魔人』の誕生である。
「我が名は『ベガ』…。人より生まれし地獄の魔人!この『サイコパワー』にて我が覇道を突き進み、我が野望を成就せん!!」


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