過去ログ - ガリアの空の下【ストライクウィッチーズ】
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 00:48:56.37 ID:bFC+eytVo
――1945年1月。

新しい年を迎えたこの頃、わたくしとリーネさんはパリにいました。
いえ、より正確に言うならば、ガリアに戻ってきてからこのかた、
ほとんどの時間をパリの復興のために費やしています。

もちろん、このパリはガリアの首都でもあり、政治経済の中心でもあります。
亡命していたガリア政府もこの国に正式に戻ってきた以上、その首都の復興に注力するべきなのは
当然といえば当然ですが、実際のところはもっと別の理由がありました。

…そう、先の通り、復興のための基礎となるべき人も建物も、数が圧倒的に足らなかったのです。

ブリタニアを始めとした各国が支援を送ってくださっていたのは確かで、
そうした動きは復興を加速させてはいたのですが、とてものこと、それらの力を
国内全体に行き渡らせるには、人も輸送も事欠く状況で。
しかも、こう言ってしまうと身も蓋もありませんが「幸いなことに」そういった僻地には
そもそも現在のところ人がいないという事もあり、すぐに手を入れる必要がなかったことも要因ではあります。

そう、まずはこのパリから。
次には、パリにほど近い町や村へと、すこしづつ。

年明けころには故郷のパ・ド・カレーの復興に着手できるのではと考えていた
わたくしの目測は、まったくアテがはずれてしまったのです。


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