過去ログ - 弟子「森の中で女の子拾った」賢者「すぐに捨ててこい」
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19:vnzkbsf//77[sage]
2013/10/25(金) 16:00:17.60 ID:hJsf/6fPP
何が起きたのか、二人を除くこの場の全員が分からなかった。

特に黒衣達は少なからず動揺していた。

完全に死角を狙った筈なのに、黒衣2と黒衣3が放ったボーガンの矢と吹き矢の針は狂いなく賢者と弟子の手に収まっていた。

弟子「それを言うんでしたら師匠なんて未だにアレじゃないですか!」

賢者「ほぉ、俺が何だと? 言ってみるがいい!」

弟子「100年近く生きているくせに今だ“童貞”貫いているのはある意味として称賛物ですね」(笑)

賢者「おい貴様あぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!!」

しかも賢者と弟子は黒衣達などまるで眼中にないと言わんばかりな下らない口論を続けていた。

弟子「100年の間、何やってたんですか! あれですか、魔法と右手が唯一の友達と恋人とでも言う気ですか?」

賢者「別にいいんだよ俺は! 俗世を捨てている身で所帯を持つ事自体が間違いだろうが!」

弟子「あ、あと師匠ってキスすらした事ないそうで……どんだけ枯れてるんだよって話です」

賢者「ぶっ[ピーーー]! 誰だ、お前にその事を漏らした奴は!?」

弟子「たまに来る魔剣士さんですけど?」

賢者「あんのやろぉ……」

話の途中で申し訳ないが、現状は凡人が見れば危険だと判断する。

命を狙われている極限状態をここまで普通に過ごすなど通常あってはならない。

そんな異質さが場の空気をすっかりとかき乱してしまっていた。


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