過去ログ - 弟子「森の中で女の子拾った」賢者「すぐに捨ててこい」
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20:vnzkbsf//77[sage]
2013/10/25(金) 16:50:53.54 ID:hJsf/6fPP
黒衣1「!!」ダッ!

これに踏みこんできたのが黒衣1。

本来の目的を果たすべく、ナイフを構えてまっすぐ少女へと向かって駆けていく。

幸運にも邪魔者二人は自分達の事で夢中で少女など気にかけていない。

簡単な事ではないか、元から悩む必要すらない。

二人など気にせず標的の少女の心臓か喉元へ鋭い刃を突き刺せば全てが終わる。

それが彼等の仕事だ、雑念の入り込む隙など見せてはならない。

少女「きゃあぁぁぁぁぁーーーーーっ!!」

少女は近づく死の使者を目の当たりにしてしなければならない行動――逃走をようやく選んだ。

このままでは殺される、遠くへ、より一層どこか遠くへっ!!

戦う術を大して持たない者にとってこの手段が精一杯の抵抗。

だが相手はプロだ、か弱い少女を追いつめる事など造作もない。

弟子「わーいつのまにかあの子が襲われてる! 流石にまずいぞこれは?!」ダダッ!

賢者「おい、待て弟子! 話はまだ終わっていないぞ!」

邪魔が入らなければの話だが――。



弟子「来たれ! 【魔装甲】ッ!!」カチャカチャカチャッ!



弟子の手と足が一瞬、輝いたかと思いきや、そこには見事な黒鉄(くろがね)のガンドレットとバトルブーツが装着されていた。

賢者の傍から離れるや、すぐさま少女へと迫る黒衣1へと攻めかかる。

高く跳び上がり、上空から重力を加算した弟子の拳が黒衣1へと炸裂した。

肉を金属で叩いた際の特有な鈍い音が響き渡り、黒衣1は先ほど居た場所からはるか遠くへと殴り飛ばされたのだった。


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