過去ログ - 弟子「森の中で女の子拾った」賢者「すぐに捨ててこい」
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vnzkbsf//77
[sage]
2013/10/25(金) 17:48:07.02 ID:hJsf/6fPP
少女「ありがとう……ございます」
弟子「いや、まぁ……さすがに俺は師匠と違って眼前で人が死ぬ姿なんて見たくないし」
少々照れ隠しをしているのか、弟子は頬を指で掻きながら小さく呟く。
弟子「それに、俺には役目として君を森の外へと送っていく事がある。死体を捨てに行く訳じゃない」
ファイティングポーズを取りつつ、集中力をリズムで高めていく。
残りの黒衣達は既に左右前方で配置して弟子か少女を始末する機を窺っていた。
黒衣3は吹き矢、黒衣2は最初に使っていたボーガンを手にしておらず、代わりに剣が握られている。
遠距離支援と接近戦のバランスがとれた配置といえるだろう。
弟子(たぶん、吹き矢の針には何かしらの毒が塗られている)
視界を隈なく動かして状況判断を導く要素を探していく。
弟子(なら最初に倒すのは吹き矢の方、剣は後回し、なら一瞬で決める!)
弟子「付加、風の一【青嵐】」
弟子のガンドレットとバトルブーツに荒ぶる不可視の流れが纏われていく。
その正体は小規模な竜巻、風の力が弟子の体を強化したのだ。
巻き上げる風は土埃を併発していき、雰囲気までもが変異を起こす。
これこそが『魔法』――。
母なる大地に存在する森羅万象の理を魔翌力を通貨として奇跡を起こす呪法。
だが弟子が使う魔法は普通とは違った。
通常ならば魔法は魔翌力を体内で練り上げて放出する物。
これに対し、特異体質なのか弟子は魔法は使えても『体外へと放出できない』というハンデを背負った。
弟子「……いくぞ」
魔法を相手へと放てないのでは覚えても仕方がない。
この事実を知った弟子は当初、荒れに荒れたが……解決策をついに見つけ出した。
魔法が体内にとどまるというのならば、『武器』にして利用できないか――?
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