過去ログ - 弟子「森の中で女の子拾った」賢者「すぐに捨ててこい」
1- 20
56:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/11/04(月) 20:36:36.35 ID:GXqvfDyZP
弟子「聞いてほしいの?」

少女「そういう訳ではないんですが……」

弟子「じゃあ聞かないさ。最初は頼られる側として相手の理由はハッキリしたかったけど、場合が場合だから君自身が話したくなった時こそ核心を知らせてもらう事にするよ」

少女「そんな物でいいんですか?」

弟子「いいのいいの、実際俺達も知り合いからお願いされる時はよほどの事じゃない限りは無理には迫らない方針だし」

つまり、少女の事情など弟子にとっては“よほど”と認識してはいない。

謝罪の念は込めて行動しているとはいえ、所詮は他人事。

世俗と隔離した生活を過ごしている弟子には他人の事で熱を上げるなんてめったにない。

弟子「それに、理由や見返りが無くても行動するのも偶にはいいかも……てね?」

少女「?」

にもかかわらず、弟子が行動するのは唯一つの見解。

少女は少し『似ている』と感じたからだ。

弟子「俺も師匠から何にも求められず、命を救って貰ったばかりか流れるがままとはいえ、弟子入りを許してくれた身だし」

少女「命を……?」


弟子「俺ってさ、両親の顔を全然覚えてないんだ」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
65Res/55.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice