過去ログ - 安価でシークレットゲーム7
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249:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/16(土) 05:03:00.56 ID:9R8BLELQ0
俺の名前は滝井良悟。
これでも中学テニス界じゃ、それなりの有名プレイヤーで、全国レベルだ。
見た目だって、それなりにいい、はずだ。
そんな俺には、疑問がある。
だから、疑問をぶつけてみた。
ある日の掃除の時間に。

掃除の班は出席番号で分けられている。
我らが4班は、男女出席番号10番から12番までの6人。
一応メンバー紹介をしておく。
男子10番は、俺様。
男子11番は、面倒見が良いことで通っている多田尚明。
男子12番は、水泳焼けで肌が黒くて塩素で色が抜けて髪が茶色い津村翔平。
女子10番は、ツリ目にお似合いのドぎつい性格、河本李花子。
女子11番は、一見大人しそうだけど実はそうでもない、志摩早智子。
女子12番は、金髪に白い肌、無愛想でなんかおっかない、村主環。
この6人だ。

 

翔平「あっれぇ、村主さんは?」

早智子「環サンはいつものごとく、おサボりみたいだよ」

李花子「ま、しゃーないよ、止めるの怖いし」

 

良悟「…なぁ、ナオ」
尚明「何だよ、良悟…掃除を早く終わらせたいならサボってないでやりなよ」
良悟「違う!! サボってねぇよ、休憩だっつーの!! つーかそうじゃなくて!!」
尚明「休憩長くないか?」
良悟「うっせー!! つーか違う、あのさ、俺、悩んでるんだ」
翔平「えぇ!? タキが悩み事!? どう見ますか、リッちゃん!」
李花子「そうだねぇ…明日は槍が降るかもね!」
良悟「黙れそこのお調子者コンビが!! 俺真面目なんだって!!」
早智子「…で、何を悩んでるの、タキくんは」
良悟「あのさ、何で、俺は馨よりモテないんだ?」

間。

翔平「…よーっし、掃除終わろうかぁ!!」
李花子「今日もよく掃いたしね!!」
良悟「そこぉっ!! しれっと流そうとするなっ!!」
李花子「…バッカだなぁ、タキ。 馨ちゃんは王子様だから憧れの的なんだよ」
良悟「はァ!? 王子!? だっはは、河本の口から出る単語かよ――ぶへぇっ!! ゲッホゲホ、テメェ、箒で叩くな!! うえっ、蜘蛛の巣が!!」
李花子「そういう言い方が、馨ちゃんとの違いだっつってんの! ねぇ、サチ?」
早智子「えぇっ!? えっとあの…その……」
翔平「あれ、サッちゃん顔赤いですよ? あ、もしかしてもしかすると……」
早智子「もうやだぁっ!! 翔平くんのバカ!! ちょっと多田くん、掃除しよ!!」
尚明「…俺はさっきからやってるんだけど……翔平もリカも、早くやろうよ」
翔平「うんもう、多田っちったら真面目ボーイなんだからァ☆」
李花子「翔平ーキモいよー」
良悟「ってテメェら!! 俺の悩み無視か!? 無視なのか!?」
尚明「…じゃあ、みんな、良悟のために話し合いながら掃除しよう」
翔平「え、何で馨ちゃんがモテてタキがモテないかっつー議題?」
尚明「ちなみにさ、女の子としてはどうなの? リカもサチも、どっちがいい?」
李花子「馨ちゃん(即答)」
早智子「え…えっと…その…」
翔平「この反応からして、馨ちゃんだな。 2対0で馨ちゃんの勝ち!」
良悟「何でだよ!!」
李花子「馨ちゃんの方が優しそうだし、かっこいいし?」
尚明「じゃあ、馨くんに無くてタキにありそうなのは?」
早智子「うーん……裏の顔?」
李花子「あっはは!! それ同感!! 良悟腹黒そう!!」
翔平「あとは身体に開けた穴ですかねぇ」
李花子「そうそう、あのピアス穴の多さが、馬鹿っぽさを出してるよね」
早智子「やっだぁ、リッちゃん酷いよぉ!」
翔平「腹黒いって言ったサッちゃんも中々だと思うけどねぇ」
早智子「異議あり!! あたしは裏の顔があるって言ったの! 腹黒って言ったのはリッちゃん!!」
李花子「似たようなモンじゃんねぇ。…じゃあまとめると、タキは馨ちゃんよりモテないのは当然、と…オッケー?」
翔平「賛成ー! 可決ー!」
尚明「…うわぁ……本人の前でよくもまぁ……」
良悟「……テメェら好き勝手言いやがって……ッ!!」
李花子「アンタのために話し合ってやったんじゃないの、感謝してよね!」
良悟「できるかああぁっぁぁっ!!」
早智子「ちょっとタキくん!! ちりとり振り回さないでよ、危ない!!」
翔平「タキがご乱心じゃあ!!」
尚明「うわ、ちょっと良悟、ゴミ踏み散らかすなよ!!」

結論。疑問が解決してないようなしたような、よくわかんないことになった。わかったのは、なんかムカついた掃除の時間だったということだけ。


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