11: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 21:56:49.15 ID:X7yv58s+0
  
 暗い気持ちが心に渦巻く。 
 駅前の商店街に着くと、ジングルベルの音色がそこかしこから聞こえてきます。 
 道行く人は皆笑顔。 
 大人も、子供も、カップルも皆。 
12: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 21:57:16.11 ID:X7yv58s+0
  
 明日はクリスマス。 
 きっと会えるよね。 
 そう信じたい。 
 ううん、信じてる。 
13: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 21:57:50.66 ID:X7yv58s+0
  
 ねぇ、プロデューサーさん。 
 今、私がいなくて寂しいですか? 
  
 私は、寂しいです。 
14: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 21:58:35.24 ID:X7yv58s+0
  
 春香「千早…ちゃん…。」 
  
 きっと私は酷い顔をしていたんだと思います。 
 千早ちゃんは何も言わず私を抱き締めてくれました。 
15: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 21:59:02.56 ID:X7yv58s+0
  
 千早ちゃんの家に移動した私達。 
  
 千早「どうぞ上がって」 
  
16: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 21:59:39.42 ID:X7yv58s+0
  
 千早「お待たせ、10分もしたら入れると思うから」 
  
 春香「うん、本当にありがとう」 
  
17: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:00:28.17 ID:X7yv58s+0
  
 千早「はい、どうぞ」 
  
 コトリと音を立てテーブルの上にマグカップが置かれる。 
 まだ熱いそれに息を吹きかけ啜る。 
18: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:00:56.26 ID:X7yv58s+0
  
  
 お風呂から上がるとやはりというか、楽譜に目を通していた。 
 いつもの事である。 
  
19: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:02:45.71 ID:X7yv58s+0
  
 春香「うん、そうだなぁ。千早ちゃんはプロデューサーさんが来た時の事覚えてる?」 
  
 千早「え?えぇ、全体レッスンを真剣な表情で見てメモを取って、真面目な人なんだと思ったわ」 
  
20: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:03:53.92 ID:X7yv58s+0
  
 春香「プロデューサーさんに告白しちゃったの」 
  
 千早「え?」 
  
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