過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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◆OtZIp/YaIxCt
[saga]
2014/12/17(水) 00:41:41.33 ID:k/UsvnXt0
店主「それに」
店主「君も、チラチラ見てたことがある……違うかな?」
京太郎「――よく、覚えてましたね」
店主「その、目立つ金髪と長身なら、覚えてるもんだよ」
京太郎「……参りました」
店主「ところで」
店主「――君は、彼女のボーイフレンド、なのかな?」
京太郎「……」
京太郎「うーん……」
京太郎「多分、違うと思うんですよ」
店主「おや意外だ。もっと動揺するかと思った」
京太郎「多分、店主さんが話しやすくて、見栄をはらずに済むからだと思います」
店主「おいおい、褒め過ぎだって」
京太郎「――実際」
京太郎「今、アイツがいないから色々白状すると」
京太郎「正直……本当に正直言うと」
京太郎「俺が今知っている女子なら、色んな同級生から『可愛い』とか『美人』とか言われてる人をよく知ってます」
店主「……」
京太郎「たしかにその人たちは、評判通りだと思いますし、実際、俺も似たような感覚だと思います」
京太郎「――けど」
京太郎「一緒にいた時間、とか」
京太郎「色んな話をしたこと、とか」
京太郎「……それこそ、一緒に泊まったり、とか」
店主「おー、凄いことまで話すね」
京太郎「――!?」ハッ
京太郎「い、いや、それは……語弊、というか」アセアセ
店主「泊まった、といっても、『そういう行為』ではない、ってことだね?」
京太郎「……よく、ご存知で」
店主「いや、君もなかなか分かりやすいよ」
店主「もちろん、彼女ほどじゃないけど」
京太郎「まぁ、あいつは色々特殊ですから」
店主「『特別』の間違い?」
京太郎「……と、とにかく!」
京太郎「俺は、アイツと一緒にいるのが、好きで」
京太郎「一緒に、こういうお店にも付き合って」
京太郎「そして――そして……?」
京太郎(あれ? 俺、何か必死になってる?)
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