過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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143: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/17(日) 15:49:00.72 ID:CCGsWMzb0

「まあ、関係が恋人ごっこになったとしても何をする訳でもないのだが」
「まあな」

ホテルに戻り、フィアンマはベッドにうつ伏せになってそう言った。
トールは軽く相槌を打ち、退屈そうにベッドに腰掛ける。
走ったり歩き回ったりし過ぎた影響で、すっかり疲れてしまった。
シャワーを浴びる気力さえない。仮眠をとったほうが良さそうである。

「……一緒に眠らないのか?」
「お前にゃ別のベッドがあるだろ」
「恋人というのは一緒に眠るものだろう?」
「……あのな」
「それとも何だ。シャワーを浴びないと嫌だ、と?」
「いや別にそこまでは要求しねえよ。疲れてるだろ」
「一緒に寝るというのは何もそういう意味だけを持つ言葉では…まあ、仕方がないか。お前の年齢では」
「人を猿扱いするなよ」

くすくすと笑っている辺り冗談だということはわかる。
が、かといって揶揄されっぱなしというのは気分が良いものではない。

「一応は十字教の修道女に分類されるお前がそんなこと言って大丈夫なのかよ」

貞操観念的な意味で、と彼は肩を竦め、彼女の隣に寝転がる。
対して、フィアンマはとある人物を思い浮かべ。

「見目も言動も行動も卑猥この上ない女よりはマシだと思うがね」
「………心当たりあんのか?」
「まあ、多少は。…というか、そもそもだな」
「?」
「バチカンは世界でも有数のエロ本が集められている場所むぐ」
「やめろ」



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