過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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288: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/15(日) 23:17:54.36 ID:ZFZ6L+UT0

フィアンマは夜更けになって、ようやく大聖堂へ戻って来た。
報告に来るはずだと踏んでいたテッラがどうにも見当たらない。

まさか、幻想殺しに殴られて気絶、学園都市に回収―――なんて間抜けなオチではないはずだ。

それならそれでどうにか回収しなければ。
いろいろな可能性を考えつつ、フィアンマは部屋を回る。
とある部屋に居たのは、後方のアックアだった。
彼はというと、凶器に付着した血液を拭っている。

「…何だ。誰か殺したのか?」

どこぞの戦争にでも勝手に出向いてきたのだろうか。
流れ者の傭兵である彼ならば別段おかしくはない。
『神の右席』といえど、自分達は魔術師だ。
組織の為だけに尽くす生き物であるはずもない。

「粛清である」
「……処刑でも?」
「私刑であるな」

親しくなって尚寡黙であった男は、記憶を持たぬ今、殊更に寡黙。
フィアンマは眉をひそめ、ひとまず聞いてみることにした。

「―――誰を、だ?」
「左方のテッラであるが」



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