過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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32: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/10/30(水) 22:03:13.46 ID:tRq2mFom0

フィアンマやがて退屈を持て余したのか、トールの長い髪に触れた。
女性のものかと見紛う程に長く、美しい金髪。

「しばらく遊ぶ。じっとしていろ」
「そう言われてじっとしてるやつが居ると思うか?」
「ならばこうしよう。俺様に昏倒させられるか、大人しくするか」
「へいへい」

彼女は指先で、トールの髪を丁寧により分ける。
それから、ミサンガのように編み込み始めた。
痛くないので、うまく拒絶出来ない。
人から髪の毛に触れられるのは初めてで、トールはこそばゆそうに目を細めた。

「お前の髪は美しいな」
「そうか? 特別手入れしてる訳じゃねえんだが」
「質が良いんだろう、恐らくな」

手放しで素直に褒め、彼女はトールの髪を撫でる。
三つ編みに飽きたかと思うと、今度はサイドテール。
次はポニーテールで、ツインテール。

「………ふ」
「笑うな」
「すまんすまん、今直す」

くすくすと笑い、フィアンマはトールの髪を丁寧にブラシで梳かし、一つにまとめた。
緩く結ばれた髪は、腰程にまで長く垂れている。

「こちらの方がすっきりとしていて良いな」
「ま、活動的ではあるか」



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