過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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329: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/31(火) 21:53:40.42 ID:k8jyXvqo0

>>328
フィ「シュー生地の中にキナコモーチを入れた。これでいけるだろうもぐもがッ……」
トー「ああああああああフィアンマああああ!!」

以下略



330: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/31(火) 21:54:16.08 ID:k8jyXvqo0

整えられた世界は美しかった。
月の光る、星の無い真っ暗な空。
自分が好む、綺麗な夜空。
『神の力』に整えさせた、思い通りの空模様。
以下略



331: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/31(火) 21:54:48.79 ID:k8jyXvqo0

出発点は同じだったくせに。
特殊な右手、極端な運、決して『普通』にはなれない特異さ。
自己犠牲の精神も、大切なものは手放すべきだという強迫観念も。
全て同一だったのに、上条は自分と進む道を変えた。
以下略



332: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/31(火) 21:55:44.17 ID:k8jyXvqo0

「一つ聞こうか」

学園都市側光化学兵器からの攻撃と思われる、閃光の爆弾。
空気が弾ける程の熱、その源を『聖なる右』で振り払い、フィアンマはそう問いかけた。
以下略



333: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/31(火) 21:56:19.89 ID:k8jyXvqo0

「居なかったぜ」

トールと合流したウートガルザロキは、そう端的に報告した。
だろうな、と相槌を打ち、トールはゆっくりと息を吐き出す。
以下略



334: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/31(火) 21:56:49.15 ID:k8jyXvqo0

「キーなんていらない」
「…なに?」
「発射システムをハッキングしても良いし、キー穴に針金を突っ込んで食い止めてもいい。
 方法なんて探せばいくらでもある。発射しようとしたヤツが死刑になる? 
以下略



335: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/31(火) 21:57:22.63 ID:k8jyXvqo0

フィアンマは、左手で自分の胸元に触れた。
トールがくれたループタイが、そよ風に揺れている。
大規模な攻撃で天井は突き抜け、床は二つに割れていた。
床の向こう、黒い粒子が見えた。
以下略



336: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/31(火) 21:58:21.40 ID:k8jyXvqo0

宙を舞う右腕を、掴む。
右腕を分解し、『聖なる右』の力の受け皿として取り込んだ。
途端に『第三の腕』は血肉を得、空模様が変化していく。
現在の空はストッキングのように破け、神秘的な夜空へ変化する。
以下略



337: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/31(火) 21:58:51.37 ID:k8jyXvqo0

このままでは『幻想殺し』が『聖なる右』を食いつぶす。
素早く判断し、フィアンマは右手を振るった。
癒しと奇跡の力が、腐っていく右腕を地面へ排出する。

以下略



338: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/31(火) 21:59:21.64 ID:k8jyXvqo0

「………、…な」
「俺はインデックスを救って、記憶を喪った。
 お前は大事なヤツと離れて、世界を救うことに専念した。
 だけど、そのことをずっと悔やんでる。そうなんだろ」
以下略



339: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/31(火) 21:59:47.65 ID:k8jyXvqo0

上条はそう認めた上で、対峙する。

「でも、人はそれだけじゃない。お前が救わなくても、いつか自分達で自分達を救うかもしれない。
 お前が、大事なやつを見つけたことがその証明だろ。醜い面しかないなら、大事には思えない。
以下略



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