過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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439: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/18(土) 23:37:41.77 ID:8u0N3qsI0

「上条当麻には会ったか」
「………」
「黒髪の、…お前より身長が低い少年だ。
 お前を庇ったりしなかったか?」
以下略



440: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/18(土) 23:38:45.78 ID:8u0N3qsI0

「あの男に会ったなら、お前は救われるよ」
「……?」

焦点の合わない瞳でぼんやりとしているフロイラインに対し。
以下略



441: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/18(土) 23:40:57.82 ID:8u0N3qsI0

発生する過程は魔術でも、発生した電気は科学サイドのものと大して変わらない。
トールは砂鉄で作り出したクッションに足を置き、空中でのバランスを保っていた。
彼の敵であるシルビアは、懐から取り出した縄で結界を構築する。
聖人の腕力は人並み外れたものであり、幼少期より当人は使いこなそうと努力する。
以下略



442: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/18(土) 23:43:46.99 ID:8u0N3qsI0

ガギャン、と形容すべきか。

激しい物音がして、シルビアの腕が軋む。
聖人といっても、人は人。
以下略



443: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/18(土) 23:47:27.39 ID:8u0N3qsI0

通常、天使の力には既に属性が付加されている。
フィアンマが通常魔術を使うのに『火』を使わなければいけないことがその証明だ。
『神の右席』は単一の天使の力の扱いに特化するが故、自分専用の霊装しか使用出来ない。
シルビアはあくまでも聖人であり、その体は『神の子』に似た人体でしかない。
以下略



444: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/18(土) 23:51:41.17 ID:8u0N3qsI0

一瞬、空白が出来た。

シルビアは天使の力を、突如縄から解放した。
あれだけのシジルを描いて呼び出した力を、手放した。
以下略



445: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/18(土) 23:52:08.22 ID:8u0N3qsI0

レイヴィニア=バードウェイの離脱により、戦闘は終了した。
お互いに大怪我を負った訳でもなしに、一歩下がる。
武器をしまい、お互いの姿を両の目できちんと見た。
それだけで、場の雰囲気が和やかなものへと変化していく。
以下略



446: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/18(土) 23:52:57.76 ID:8u0N3qsI0

打ち止めと、フレメアと、フロイライン=クロイトゥーネ。

抱き合う三人の少女を遠くから眺め。
良かった、とフィアンマは思う。
以下略



447: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/18(土) 23:53:25.49 ID:8u0N3qsI0

フロイラインの件が解決した以上、学園都市に留まる理由はない。
しいて言えば、彼女が脱出したかどうかを知りたかった。
彼女が居ないのなら、それこそ学園都市に用はない。

以下略



448: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/18(土) 23:54:39.80 ID:8u0N3qsI0

今回はここまで。
戦闘描写は一部リアルタイムで書き上げたので投下スピードが微妙ですみませんでした。



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