過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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62: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/03(日) 21:07:58.62 ID:pyA2p9JK0

「―――――、」

珍しく純粋に可愛い顔に見とれている場合ではない。

「俺はどうなったんだ?」
「アックアに敗北し、気を喪った」
「…ここ…はホテルか」
「お前を背負ってきた。身体全体へのダメージが著しかったものでな。
 発熱に変換することで看病し易くした。それから、二日間程経過している」
「ぶっ通しで寝てたのかよ…」
「全く目を覚まさなかったな。癒えぬダメージ、長く続く微熱…無理もあるまい」

ふーん、と相槌を打ち。
それにしてもあの男は強かったな、と思い返して。
それから、トールは今更ながら気がついた。

「…ってことは、お前、この二日間ずっと俺の看病してたのか?」
「感染する病の類ではないしな。何だ、不満か? 
 残念だったな。ナース服の巨乳おっとり系美女ではなくて」

謎の拗ねモードに入っているが、別にトールはガッカリしていたのではなく。
むしろ、どうして看病していたのかと不思議だったのだ。

「……俺はお前が止めても戦った。その結果がこのザマだ。
 なのに、何で手当なんかしたんだ? 放置してもおかしくねえのによ」

どのみち、放置していたとしても死ぬような状態ではなかったようだ。
フィアンマの性格なら、冷めた一瞥をくれて財布だけ抜き取り、何処かへ消えていそうなものである。


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