過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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881: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/17(木) 23:29:34.79 ID:PWy7IAd60

ぎゅう、と後ろから抱きしめられる。
顔を見なくたって、トールが今どんな表情を浮かべているか想像出来た。
そして、とても安心する。許された、という安堵だ。

「……本当に申し訳ない」
「悪いと思ってるならキスのひとつでもくれよ。…なんてな」

悪戯っぽい、笑い混じりの声。
軽く頭を預けると、肩を貸された。
彼の腕の中でなら、自分は安心して死ねるだろう。

「トー………」

雨足が僅かに和らいで。
一緒に帰ろう、とフィアンマは言い出そうとした。
したのだが、ふと『違和感』に気がつく。


トールはこんなにもしっかりとした体つきだったか。
もう少し細くはなかったか。少女的な細さがあったはず。
身長はこんなに高かっただろうか。自分と数センチ差だったはずで。
声は低かったか。トーンが落ち着き過ぎではないか。

何かがおかしい。


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