123: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:23:00.13 ID:199Q0AEFo
――
凛は気付くと、独り、CGビルの屋上にいた。
124: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:23:47.10 ID:199Q0AEFo
このドス汚い世界に、娯楽と癒しを運ぶ妖精たるアイドル。
そんなトップの自分が、無残に散らされたとあっては、もはや存在価値などない。
魔法をかき消されたシンデレラに、意味はないのだ。
125: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:24:34.24 ID:199Q0AEFo
「…………あれ……?」
ふと、顔を挙げて、虚空を見詰める。
「……“あの人”……って誰のこと?」
126: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:25:10.39 ID:199Q0AEFo
いや、そもそも、“自分とは何か”を忘れているような、何かピースの嵌らない感覚。
私は、渋谷凛。
でも、人々が見ている私って……誰?
127: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:26:05.96 ID:199Q0AEFo
――――
――
128: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:27:04.49 ID:199Q0AEFo
こんな傷物よりも、才能や容姿に恵まれている他の子の方が、きちんとアイドルをやれる。
傷物は、偶像の役目を果たせない。
結婚などならまだしも、無理矢理穢された偶像など、崇拝されることはないのだ。
129: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:28:06.41 ID:199Q0AEFo
不意に、足元の反発力が消える。
遠くに見える、黄昏れに染まった、東京の街。
130: ◆SHIBURINzgLf[sage !蒼_res]
2013/11/02(土) 18:33:15.87 ID:199Q0AEFo
ひとまずここまでが朝方(っていうか本来は昨夜)に投下しようとした分です
あー自分で書いといて胃が痛えよ……
現段階でプロット上ではおおよそ三分の一くらいまで来ました
131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/02(土) 18:37:44.69 ID:KZe8glI+o
どことなく鬱の気配はしてた
うん……乙
ただまぁ、頭から感じてた年とってなくねとかいつまでも凛が凛のままなのかとか
プロデューサーの気配があるのに姿がいっさいないとか、ちひろのしゃべり方がいちいち胡散臭いとか
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/02(土) 20:04:10.28 ID:PYU3w2iCo
おつー
……うへぇ、あんたを信じるぞ
133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/02(土) 20:13:15.89 ID:uN5Uv5jZo
展開予測じみててアレだが
そもそも脳みそをネットワークに直結する(データ化できてる)類の設定は
その気になればデータ弄くりだろうなって段階で人格面の保証がされてなさすぎ
375Res/192.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。