過去ログ - 凛「庭上のサンドリヨン」
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249: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/03(日) 18:29:21.16 ID:9qjjXKR6o
しかし凛は、両方のこめかみに人差し指を当て、悶々とした表情を浮かべる。

「うーん、そうなんだけど、一週間分くらいの仕事時以外の記憶が、何故か全くないんだよ。今朝も、そのせいか出勤途中に妙なことが起きた」

加蓮はその言葉に、眉間にやや皺を寄せて凛の顔を覘き込んだ。
以下略



250: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/03(日) 18:31:33.06 ID:9qjjXKR6o
加蓮は、うーん……と唸って腕を組み、眼を閉じて思考に耽る。

「どーにも、凛が嘘を云っているようには感じられないしなあ」

「うん、私も同じように、加蓮が嘘を云っているとは思えないんだよね。だからこそ不気味で……」
以下略



251: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/03(日) 18:33:07.58 ID:9qjjXKR6o
「……まるで、誰かと一緒に来てたみたいな云い方だね、そのマスター」

「うん、その時はあまり気に留めなかったけど……。云われてみれば、確かにちょっとおかしいと思わない?」

加蓮は、額に左手を当てる。
以下略



252: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/03(日) 18:34:31.63 ID:9qjjXKR6o
はぁ、と凛が髪を掻き上げて溜息をつき、

「駄目だね、これ以上考えても埒があかないよ」

加蓮も頷いて、天を仰いだ。
以下略



253: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/03(日) 18:36:38.82 ID:9qjjXKR6o
「そう。レアな書物でも所蔵されてそうな図書館。区民図書館でも大丈夫かな?」

「うーん……そこまでのものを求めるんだったら国会図書館が一番確実だとは思うけど……」

不思議そうに、片眉だけ上げる表情で答える加蓮。凛は、ぽん、と手を叩いた。
以下略



254: ◆SHIBURINzgLf[sage !蒼_res]
2013/11/03(日) 18:41:43.96 ID:9qjjXKR6o

短めですがひとまずはここまで
また夜あたりにでも少し書こうと思います



255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/03(日) 19:07:13.99 ID:gcGOYU8io
ぉっ


256:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/03(日) 19:24:16.03 ID:qh227o+t0
乙りん
DUNAMIS15ってゲームを思い出す雰囲気

ちひろさんかわいい(錯乱)


257:再開 ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 00:09:46.29 ID:cp6WeGbSo





以下略



258: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 00:14:57.89 ID:cp6WeGbSo
国立国会図書館東京本館のある永田町は、麻布十番から南北線で僅か五分程度。

国会議事堂の隣にそびえる、真四角の建物へ、凛は足早に入って行った。

この図書館を使うには、登録利用者になるか、当日利用登録をしなくてはならない。
以下略



259: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 00:15:33.30 ID:cp6WeGbSo
そのまま画面を進めて行くと、H070810という英数字――当日利用番号であろう羅列も見える。

登録自体は一分と経たずに終わり、利用者ICカードが吐き出された。

館内の手続きは、全てこのカードで行なう。
以下略



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