過去ログ - 提督「心から愛しい羽黒に捧ぐ。」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:18:04.24 ID:swHYW4Jko
「私達は羽黒が轟沈したなどと思ってはいません! 彼女が生きているのなら奇跡でも偶然でもいいんです!! 栄えある『第一艦隊』の希望を笑わないでください!!」

 その言葉に私はたまらず霧島の瞳を見つめた。

 メガネの奥の彼女の瞳は潤んでいた。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:22:00.20 ID:swHYW4Jko
「第一艦隊全艦に告ぐ! 各員対艦装備を行い鉄底海峡へ進軍せよ! なお、栄えある第一艦隊には1名の欠員の補充が必要である!!」

 愛国行進曲のメロディと共に私は司令を行う。

「今回も5『人』での出撃を行う! 旗艦『霧島』以下『筑摩』! 『高雄』! 『赤城』! そして『日向』!」
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:26:15.87 ID:swHYW4Jko
叫ぶだけ叫んで私はマイクのスイッチを乱暴に切る。

「君にマイクチェックをさせてから号令をかけるべきだったかね?」

「いいえ、お似合いの演説でした。掛け値なしに」
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:31:04.50 ID:swHYW4Jko
 それからはまさに破竹の勢いであった。

 各々が目を爛々と光らせ、目の前の敵を轟沈させてゆく。

 まるで復讐のようだ。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:36:23.76 ID:swHYW4Jko
「羽黒!」

 私は大海原の彼方に届くような声で愛しの彼女の名前を呼ぶ。

 ポツポツと浮かぶ島にむけて、喉が壊れそうなほどに声を上げる。
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:40:03.71 ID:swHYW4Jko
 日が沈む。

 すでに私の喉はまともに声を出すことは叶わぬほどに消耗し、艦載機の燃料も底をついた。

 羽黒発見の報告は未だにない。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:44:42.05 ID:swHYW4Jko
 草木の茂みを乱暴にかき分け、私は彼女を探す。

 不意に視界の端で草木が音を立てた気がした。

 私はその音に縋るように走る。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:53:59.65 ID:swHYW4Jko
 とりあえずここまでです。

 バッドエンドも考えましたが俺が泣きそうになるのでハッピーエンド目指します


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/03(日) 20:57:41.42 ID:LySIDEZqo
(´;ω;)


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/03(日) 22:24:04.26 ID:BsXnTlj6o
ハッピーエンド路線は素晴らしい


30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/03(日) 22:50:50.61 ID:DwgNldKSO
その調子でバッドエンドを頼む


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