過去ログ - アンパンマン「正義ってなんなんだ……」
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/04(月) 16:43:36.26 ID:v2JrEzDx0
ジャム「相変わらず質問攻めだね。これはね、君のおかげだよ」

アンパン「??」

ジャム「この私の顔、誰かの顔に似てると思わない?」

アンパン「僕……ですか? それはジャム師匠が自分の姿に似せて僕を作ったからですよね。それを僕は誇りに――」

ジャム「実はね、逆なんだ。私を君の姿に似せて改造した」パカ

 ジャムおじさんは自分の頭を一度はずして見せる。

アンパン「なっ……!」

ジャム「ある日、天から二つの生命が降り立った。君とばいきんまん。ばいきんまんは島に。君はパン工場に」

ジャム「驚いたよ。その生き物は顔から下が本体で、顔からはエネルギーを供給する生物だったんだ。その顔に、ある薬品を練り込めば、どんどん強くなっていくんだ」

ジャム「私もこの力を手に入れたいと強く思ったよ。そして、身体改造に踏み切ったんだ。元々の私の顔にできるだけ似せてねぇ」

ジャム「でも、なかなか薬品の調合は難しくてねぇ……なんせ入れ過ぎてもパンの顔がうまく焼けなくなってしまうんだ。それを改善するべく、何度も君で実験を重ねたよ」

アンパン「実験なんてされた覚えはありませんが……まさか僕の記憶を操作して……!?」

ジャム「いやいや、そんなことはしていないよ。その様子だと気づいていなかったようだね。今までの君の人生は、全て私の実験だったんだよ」

ジャム「最近、自分がだんだん強くなっていると感じなかったかい?」

アンパン「どういうことですか」

ジャム「まだわからないのかい? 君はしょっちゅうばいきんまんと戦ってたじゃないか。あれは、私の作った薬品パンの成果を見るテストだったってことだよ」

アンパン「え……嘘ですよね……? あれは悪いやつに正義の鉄槌を――」

ジャム「正義正義言っておけば、君は私を疑おうともしない。それが仇になったね」

ジャム「ああ、記憶を消したと言えば、カレーパンマンねぇ。彼は私の秘密を盗み見しちゃってね。その部分の記憶を抜き取らせてもらったよ。その後遺症で、少し頭おかしくなっちゃったみたいだけれどもw」

ジャム「それにしても、彼らにも驚いたよ。君の後からパン工場にやってきたカレーパンマンやしょくぱんまん。君と同じように顔がエネルギータンクのような役割を果たしていたんだもの。類は友を呼ぶ、だね」

ジャム「この星にもあんな生き物たちがいたなんてね驚いた驚いた。なんなんだろうねぇ、この不思議世界は」

ジャム「さ、説明はこれで十分かな? 私はもう行ってもいいかな?」



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