過去ログ - アルミン「ミカサ、腹筋を舐めていいかい?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:24:43.98 ID:CHrmotsb0

タイトルはアレですがギャグではないです。

エレンとミカサとアルミンがメインなのに、この三人が好きな方は見ない方が良いかもという不思議なSSです。
一応自分の中では完結しとります。

気付けば非常に長くなりました。
どれくらい長いって気楽に楽しめない程度には長いです。
大体五万文字くらいはあります。

一秒でも長く巨人の妄想世界で過ごしたい方向けかもしれません。
とりあえず最後までお付き合いしていただけると嬉しいです。
誤字脱字はご容赦を。
よろしくお願いします。


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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:27:08.09 ID:CHrmotsb0

昔からミカサは、他の女の子とは一線を画す特別な女の子だった。
彼女と初めて出会ったあの日の事は今でも鮮明に覚えている。

ある日エレンは遊びの集合場所に彼女を連れてきた。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:28:05.57 ID:CHrmotsb0

エレン「じゃあ走ればいいよ」

最初はミカサも混ざっているのだから、いつもとは違う遊びをした方がいいだろうと頭を突き合わせて悩んでいたのだが、エレンの鶴の一声で結局かけっこを行う事になった。

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:28:57.79 ID:CHrmotsb0

より大きいもの、より強いものに魅せられ惹かれてゆく。

僕はそんな自分が大嫌いだった。
だって、その感情に従って生きてしまえば僕らは他の動物と変わらないじゃないか。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:30:14.34 ID:CHrmotsb0

勝って喜ぶエレンと負けた自分を比べた時に、僕の心の奥で何かが落ちる。
負けるたびに僕の心から何かが熟れて落ちてゆく。

エレンは僕の最高の友達だった。疑いの余地は無い。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:31:08.04 ID:CHrmotsb0

ミカサと僕が初めて出会った日、その日の競争は予想外の展開を見せた。
ミカサが圧勝したのだ。
汗一つかかず事もなげに僕たちのゴールを待っている彼女を見ると、自分が抱いていた印象が誤りであったと認めざるを得なかった。

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:31:54.44 ID:CHrmotsb0

アルミン「はぁ……はぁ……」

エレン「アルミン! おせぇぞ!」

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:32:25.04 ID:CHrmotsb0

僕達が会う回数を重ねるごとに、彼女の雰囲気は打ち解けていったように思う。

ミカサ「……」

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:33:26.26 ID:CHrmotsb0

二人と別れた後に家へ帰る。
家の扉を開くといつもと少し違う匂いがした。
なめし革の匂い。
この匂いの変化は僕にとって重要な意味を持っている。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:34:17.11 ID:CHrmotsb0

パパミン「実は今回の商談は、家畜と一緒に壁の中を転々とする人達とのものでな」

アルミン「へー! でもその人達は何で転々とするの? 家はどうするんだろう」

以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:34:54.28 ID:CHrmotsb0

アルミン「……」

夜、居間の明りの下で本を読んだ。
どうやら今度は冒険物らしい。森の神に選ばれた男が、森に悪さをした奴らを倒す話だ。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:36:03.87 ID:CHrmotsb0

祖父「どちらも困難な状況で実際に行動する、という点においては同じだが、勇気の方が無謀より高尚かな」

アルミン「そうなの?」

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:36:58.65 ID:CHrmotsb0

祖父「どちらも困難な状況で実際に行動する、という点においては同じだが、勇気の方が無謀より高尚かな」

アルミン「そうなの?」

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:37:47.44 ID:CHrmotsb0

エレン「今日は手を抜くなよ!」

ミカサ「分かった」

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:40:23.48 ID:CHrmotsb0

僕の中の何かが燃え上がる。
ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるな。

絶対に負けるものか。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:41:44.22 ID:CHrmotsb0

僕は今までにない程の全力疾走をした。
これで二人を開始地点に置き去りに出来る。

ミカサ「……」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:42:30.27 ID:CHrmotsb0

息も絶え絶えになりながら終着点を目指す。ようやく到達した木の下ではミカサとエレンが言い争いをしていた。
どうやらまたミカサがエレンに順位を譲ろうとしたらしい。

会話に参加する余裕も無く、木にタッチすると地面に倒れ込んだ。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:43:11.76 ID:CHrmotsb0

ここ最近のミカサの視線、言動、全てに悪意が篭っていた。
僕は気付かぬうちに何か悪い事をミカサに対して行っていたのだろうか。
ならば謝りたい。そう考えての質問だった。

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:44:10.83 ID:CHrmotsb0

アルミン「君は何を言っているんだ!? そんなの今は関係ないだろう!」

ミカサ「ある。生き物は弱ければ死ぬしかない。それが動物の運命」

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:44:58.53 ID:CHrmotsb0

気づけば家の、自分のベッドの上だった。
起きていたおじいちゃんに話を聞くと、僕は泣きながら帰ってきてそのままソファの上で眠り始めたらしい。

祖父「何かあったのか?」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/08(金) 03:48:32.48 ID:CHrmotsb0

祖父「理性があるとはいっても人間は動物だ。動物である事を重視すれば、一つの面では彼女のような人間観、人間についての考え方も間違いではないさ。
それでも私たちには他の動物たちには見られないものもある」

アルミン「……」
以下略



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