過去ログ - モノクマ「舞園さんには、鳥になってもらいます!」
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48:1 ◆MDcgDmVUsE[saga]
2013/11/16(土) 00:59:08.58 ID:f9eRMZRDO
「焼き鳥も旨そうだべ」

「唐揚げも捨てがたいよ!」

 洒落になりません。金属が擦れる音と共に、戦刃さんが大きなナイフを取り出しました。
以下略



49:1 ◆MDcgDmVUsE[sage]
2013/11/16(土) 01:01:24.58 ID:f9eRMZRDO
――――苗木 誠君の部屋。

『ボクが世話をするよ』

『苗木? お前、世話できんのか?』
以下略



50:1 ◆MDcgDmVUsE[sage]
2013/11/16(土) 01:03:05.24 ID:f9eRMZRDO
 恐怖や苦痛から来る嫌なそれでは決してありません。もっと暖かくて、優しくて、柔らかい。そんな感触です。


 違和感。

以下略



51:1 ◆MDcgDmVUsE[saga]
2013/11/16(土) 01:05:11.94 ID:f9eRMZRDO
 考えない。考えない。考えない。


 なんて品の無い心だ。苗木君が私のことを心配してくれている。私のことを思ってくれている。それでいいじゃないか。私の思いなんて、関係無いじゃないか。

以下略



52:1 ◆MDcgDmVUsE[sage]
2013/11/16(土) 01:06:00.13 ID:f9eRMZRDO
 胸にぽっかり空いた傷口から、ざらざらと砂がこぼれて、止まらない。重たい胸の痛みがまた主張してきます。

 これは何でしょう。

 取り留めの無いこの気持ちは、いったい何でしょうか。
以下略



53:1 ◆MDcgDmVUsE[sage]
2013/11/16(土) 01:07:29.55 ID:f9eRMZRDO
 なんだよ、それ。

 私は私でしかない。そんなの、決まってるじゃないか!

 私は……私は!
以下略



54:1 ◆MDcgDmVUsE[sage]
2013/11/16(土) 01:09:34.84 ID:f9eRMZRDO
「元気そうだから、エサはさっき捕まえておいたので大丈夫だよね?」

 鞄を漁る彼の背中を見ながら、どうするべきか頭を回転させます。


以下略



55:1 ◆MDcgDmVUsE[saga]
2013/11/16(土) 01:10:37.57 ID:f9eRMZRDO
「あ、あった!」

 そうこうしているうちに、苗木君が鞄の中から何かを取り出しました。なんだか、いい匂いがします。

 そういえば、ずっと物を食べていませんでした。お腹がペコペコなことに気が付きます。
以下略



56:1 ◆MDcgDmVUsE[sage]
2013/11/16(土) 01:13:05.19 ID:f9eRMZRDO
 うわあああっ!

 そんなっ、そんな!

 嘘だっ!
以下略



57:1 ◆MDcgDmVUsE[sage]
2013/11/16(土) 01:13:56.48 ID:f9eRMZRDO
 お腹が、痛い。

 死骸が中で生き返って、胃を食い破っているんじゃないか。

 ごそごそと身体の中で這いずり回るその姿を想像しただけで、吐き気に襲われます。
以下略



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