121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/19(木) 00:51:04.18 ID:1Y3cUUIAO
「…もう私だって限界なんです。せっかく、元気の苦痛の顔を眺めていれたのに…お預けされて…
だから先生で我慢しようと思うんです」
こいつはもう既に狂っていた。以前のようにS女ってだけでは片付けられなくなった。
「……先生も同じでしょ?」
彼女の突然の言葉に胸がどきりとさせられる、私は彼女に馬乗りになられて体力も消耗しているからうまく言葉を紡げない。
「…沈黙ってことは肯定かな?」
女は淡々と話する。
「私の言いたいことはわかるでしょ、先生?
これが最後のチャンスだよ、先生がずっと私に思っていたことあるでしょ?
言ってごらん?」
馬鹿なことを言うなと一蹴もできない、何も言葉にできない、虚弱な身体じゃ何も紡げない、
見上げると女は笑っていた。
「ふふっ先生は私と同類だもんね、
同類のクズ、いい加減認めて楽になろうよ」
違う!とは言い切れなかった、だが一歩踏み出すことはできない。プライドや死んだ息子がそれを邪魔する。
医者は何も言わない、彼女はそれを見つめていたが
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