過去ログ - 苗木「穴に落ちたら別世界?」舞園「たぶん違うと思います」
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6:カタツムリ ◆VVBcRnN7PuNW[saga]
2013/11/15(金) 00:32:34.88 ID:k5ZdhmIm0
(久しぶりに見ても、やっぱりすごいよね。この顔触れは……)

 アイドル、野球選手、探偵、御曹司、スイマー、風紀委員、文学少女、暴走族、格闘家、同人作家、ギャンブラー、占い師、ギャル、プログラマー、軍人……。
 本来なら、平凡を自負する苗木にとって、雲の上の存在といってもおかしくはない。

(けど、話してみると意外と普通の高校生っぽいところがあるんだよなぁ……。今だって……)

 苗木の視線の先ではすでに寝かかっている桑田や興味なさそうに本を読んでいる十神がいた。
 前者は興味がないため、後者はもう完全に理解しているため、という違いこそあるが、一般的な高校生もやりがちなことである。

(十神クンが聞いたら……怒るだろうけど…………)

 苗木はボーっとその様子を見ていた。
 朝のことが気になって、いまいち話されている内容に集中できなかったのだ。

(……ん?)

 すると背中をちょんちょんと叩かれる。
 後ろをわずかに見ると、舞園が紙を渡してきた。

「体調はどうですか?」

 紙にはそう書かれていた。
 気をつかってくれているのだろう。
 苗木も紙に返事を書いて、後ろに回した。

「大丈夫そう。ところで、舞園さんはこの休みの間どうだった?」

 しばらく2人でやり取りをする。

「この時期は番組が切り替わる時期ですから、その準備に少し忙しかったですね。
 けど、撮り溜めておける分は撮ってしまいましたし、あとは何回か生放送に出るだけです。
 だから、この1週間は毎日来ますし、時間的ゆとりもありますよ(←すごい重要です!)」

「それは良かったよ。久しぶりに、放課後一緒に遊びに行けるね」

「はい♪」



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