過去ログ - 【安価】苗木「今日から2年生か・・・」【ダンロン1+2】
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544:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/23(土) 16:07:45.13 ID:Yq2Noa/q0
橋川新(男子十四番)は身一つで木の陰から飛び出した。
対峙する反政府組織の面々が銃器を持っているのだから、一見無謀に見えるかもしれないが、そうではない。
もちろん、支給された薙刀は田村光貴(男子十二番)に渡してしまったので、代わりのメリケンサックしか武器がないので仕方がない部分もあるが、新が得意とするところは相手に接近しての肉弾戦である。
それは大東亜塾の教官にも認められているし、新の誇りでもあるのだ。

対するニット帽の男と金髪の女(アンリという名前らしい)はアサルトライフルAK47“カラシニコフ”で攻撃を仕掛けてきた。
ナルミという仲間を殺された今、遠慮する気はないらしい。

新と光貴は狙いを定めさせないために斜めに駆けた。
弾の1発が新の額を掠め、じりっという痛みが走った。
額から鼻、口へと生温い液体が伝う。
後で鏡を見るのが怖い。
そう思いながらも新は踏み込んだ足にぐっと力を込めて方向転換した。

新が突っ込む先にいる茶髪の若い男は、咄嗟に持っていた自動拳銃(ベレッタM92)の銃口を新に向けた。

遅いぜ、動きがよ…っ!!

新はにやりと不敵な笑みを浮かべてみせると、男の懐に潜り込んだ。

「潮…っ!!」

近くで呆然としていたショートヘアーの女が叫んだ。
ウシオと呼ばれた男は後ずさったが、逃がしはしない。
ウシオの両肩を掴んで動きを封じると、鳩尾に膝蹴りを喰らわせた。
硬い。
新は舌打ちをし、ウシオを見上げた。

「防弾チョッキっつーやつ?
 俺も欲しいもんだな、ウシオ兄さんっ!!」

メリケンサックを嵌めた拳で、ウシオの側頭部を殴った。

「ってぇ…ッ!!」

ウシオは頭を押さえて足をふらつかせた。
新はすかさずその手からベレッタをもぎ取り、腹に蹴りを入れて吹っ飛ばした。



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