過去ログ - さやか「こどもたちのからあげだよ!召し上がれ!」 ほむほむ「ホビャアアアアアアアア!!」
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[sage saga]
2013/11/18(月) 04:30:58.49 ID:SvwQ9ySq0
51 仔りぼほむは諦めない
まさか妹が私の犯行を看破して、その上罠まで仕掛けるなんて。
確かにめがほむの様子はおかしかったよ。
私が目の前にいきなり現れた時はびっくりしたみたいだけど、その後は私が何も言わずに弓を構え始めても、全然怯える素振りを見せなかった。
それどころか何だか少し笑っているようにすら見えた。
仔白が助けに来るって分かっていたのだから当然だ。
バカな劣等種には身に迫る危険がちゃんと分かってないから、そんな態度なのかな、くらいにしか思ってなかった。
本当はもっと恐怖で強張った表情とか、悲鳴を上げる寸前の上擦った声とか聞きたかったんだけどな。
だって最初に殺したまどまどは、あっけなく死んでしまったから。
散歩中にしつこく付きまとって来たまどまど。
なぜか興奮してやたら早口で喋るものだから、何を言っているのか分からなかったし、分かっていても耳を貸すつもりはなかった。
しばらくしたらいつの間にかいなくなっていたけど、仔白を残してひとりになったらまた現れて隣に並んでまた話しかけてきた。
マドマドー! さっきは とつぜん ごめんね!
今度は、聞き取れるくらいには落ち着いていた。
でもやっぱり妙に張り切っていて、うざったらしくてしょうがなかった。
どうにか引き離そうと、劣等種には暗すぎる道を通ってみたりしたけど、なかなか諦めない。
マッドマドー! ねえ いっしょに おはなししよう!
その間もずっと何か喋り続けているものだから、逆に感心してしまった。
それでも段々とイライラとしてきて、ちょっと怒鳴りつけて追い払ってやろうかと思ったその時、あいつは言った。
マドーマドー! わたしと けっこんしよう!
次の瞬間には弓を引いていた。
劣等種ごときが、私と結婚したいだって?
そのあまりに身の程を弁えない発言に、一気に頭に血が上ってしまったのだった。
至近距離からの一撃は胸に突き立ち、その勢いを支えきれずに体は地面に倒れていった。
ドスンと倒れこんで、それでも自分に何が起こったのか分かっていないマヌケ面で、まどまどは刺さった矢と、その根元からドクドクと溢れる血を見つめていた。
その時、どこか遠くのほうから、別のまどまどの悲鳴が聞こえてきたけど、気にしなかった。
じっと段々青白くなっていく目の前のまどまどを観察していた。
でも、その表情は何の変化もなくて、苦しみに足掻くでもなく退屈だった。
そしてそのまま死んだ。
だから今度は存分に怯えるめがほむを観賞してやろうと思っていたのに。
それどころか今は、自分が妹に矢を突きつけられている始末。
でも大丈夫。
だって仔白は私を討ち損ねたんだから!
その矢がたまたま私の矢にぶつかってめがほむを助けられただけ。
あんな距離から狙っていては当たるはずもないんだ。
弓矢の腕は私の方がずっとずっと上に違いないんだよ!
それなのにいい気になってヒーローぶっている。
だからそこを利用するのだ。
ここは逆らわずに油断させるんだ。
そうすれば反撃の隙もあるだろう。
そしたらこのままこの群れごと私の奴隷にしてやる。
将来の夢だった私の王国が、早くも実現するよ!
とりあえずは、でしゃばってきためがほむの質問に正直に答えてやるとしよう。
ホミュミュゥー そうだよ わたしが ころしたよ
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