過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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29: ◆zvY2y1UzWw[saga sage]
2013/11/21(木) 00:47:31.41 ID:4/MZyyvO0
「あー…えっと、あたしね…パパもママもいないの。でも今は黒ちゃんと一緒だよ?」

「…いない…?それってどういう…」

親がいない。その意味が一瞬理解できなかった梨沙が問いかけようとしたが、後ろから人影が接近してきた。

「梨沙!戦闘態勢に入ったと思ったんだが…無事に終えたようだな」

担当プロデューサー…パップだ。監視されている梨沙は、戦闘態勢に入った瞬間、それが伝わるようになっている。

「当然!あんな雑魚、楽勝よ!ちゃんとこの結果、パパに報告してよ!」

「ああ、わかって…ん?」

パップは、ナニカを視界に入れると、梨沙に問いかける。

「この子を助けたのか?」

「…そうだけど?」

「おおっ!偉いじゃないか!ちゃんと小さい子を守れて!」

わしゃわしゃと頭を撫でようとするも、全力梨沙に抵抗される。

「頭撫でないでって言ってるでしょ!それにあんたに褒められる筋合いはないでしょ!もうっ!」

振り払われると、やれやれという仕草をして、ナニカに近づく。

…その光景がどう見ても犯罪臭がするが触れてはいけない。

「君も怪我がないようでよかった!子供が怪我するのは遊んでいる時だけで十分だからな!はっはっはっ!」

「おじちゃん、リサお姉ちゃんの知り合いさん?」

「お、おじ…ははっ、素直でよろしい!自分はアイドルヒーローRISAのプロデューサーだ。君もアイドルになるかい?名前は?」

「あたし?仁加だよー?」

「ちょっと、無能力者をスカウトする必要ないでしょ!もう、ヘンタイ!」

「名前を聞いただけでか!?」

「当たり前でしょ!」

小さい子供が好きなパップは、どうやらナニカを気に入ったようで…やっぱりどう見ても怪しい光景である。危ない香りが半端ない。

それをよく分かってないナニカは、のんきに黒兎に問いかけていた。

「アイドル…黒ちゃんどう思う?」

「お断りしまス。と答えさせてもらおうか」


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