過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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449: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 01:50:18.75 ID:t533iV/Vo

「敵エネルギー砲、消失……。目標、見当たりません……」

 女性のクルーは、表情は驚いた顔をしながらも、淡々と現状を伝える。
 キャプテンの頬に一筋の汗が流れた。
以下略



450: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 01:51:00.57 ID:t533iV/Vo

 先ほどまで地球への期待を話していた整備士の声はグチュリという肉の潰れるような音とともに途切れる。
 そしてしばらく受話器は沈黙したままだったが、誰かが手に取ったのかカチャカチャという音がする。

『よぉ。こんばんは』
以下略



451: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 01:51:52.80 ID:t533iV/Vo





以下略



452: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 01:52:26.71 ID:t533iV/Vo

「お前が誰かは知らないが、俺の船で、俺の家族をここまで殺しておいてただで帰れると思うなよ……」

 キャプテンはそう言って立ち上がると、帽子を捨てて腰から剣と拳銃を引き抜いた。
 その眼光は、つい数分前までの楽天的な穏やかさは存在しない。
以下略



453: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 01:53:02.40 ID:t533iV/Vo

「念動力、サイコキネシスか」

「ご名答だ。それなりに強いみたいだな、あんた。強者ってのは独特の雰囲気を出す」

以下略



454: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 01:53:43.68 ID:t533iV/Vo



「だから、無駄だろう」

以下略



455: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 01:54:28.80 ID:t533iV/Vo



 その一言を言い終わる前に、キャプテンはその赤い血といくつかの肉片だけを残して消える。
 侵入者の念動力はまるでミキサーのように跡形もなくキャプテンを絶命させた。
以下略



456: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 01:55:03.13 ID:t533iV/Vo

 そんな粉々になっていく宇宙船を、侵入者である男は宇宙空間に何の装備もせずに立ち、見ていた。

「最後の任務だってのにどうしてわざわざこんな面倒なことろまで向かわせるかね……」

以下略



457: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 01:55:49.66 ID:t533iV/Vo


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以下略



458: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 01:56:16.45 ID:t533iV/Vo

 偶然、空を覆っていた白色の雲の間から太陽が一筋の光を差し込ませる。
 その光はその人影に当たるように差し込んだ。

 その人は光が周囲の雪に反射していたからかもしれないがキラキラと輝いて見える。
以下略



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