過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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51: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/24(日) 23:36:37.20 ID:3GmMhi9+o

 イルミナPは唯の了承を取ると、右手の皮手袋を取ってタキシードの懐に仕舞った。
 そして右手を腕まくりして、肩を軽く2,3回まわした。

 露わになったのは艶のある金属光沢を放つ義手であった。
以下略



52: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/24(日) 23:37:22.54 ID:3GmMhi9+o

 さらに右方からカースが跳びかかってくるがイルミナPはそれを一瞥して右手をそのカースに出す。

「Rlease Melt」

以下略



53: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/24(日) 23:38:06.14 ID:3GmMhi9+o

 イルミナPがため息を吐きながらそんなことを言っていると前方から新たな声。
 その声はカースの声のようにくぐもった声にもかかわらず、流ちょうな言葉を話している。

 その前方の木の陰から出てきたのは不健康そうな男だった。
以下略



54: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/24(日) 23:38:43.01 ID:3GmMhi9+o

「おい、そこのキモ男」

 イルミナPはその気色悪い動きをする男に話しかける。
 そこでようやく男は動きを止めてイルミナPの方を見る。
以下略



55: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/24(日) 23:39:20.42 ID:3GmMhi9+o

「くっ。Release Melt!」

 それに対して右手を突き出して応戦する。
 触手はその右手に存在する不可視の溶解壁に対して溶かされながらも勢いを殺さずに貫こうとしてくる。
以下略



56: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/24(日) 23:40:02.58 ID:3GmMhi9+o

『無駄だっつーの!はたしていつまで持つかな!?』

 乱発される火炎弾は氷の壁に当たるたびに、それを溶かし、削っていく。
 当たらずに後方に反れていった火炎弾は着弾するたびにそこから新たなカースが出現していく。
以下略



57: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/24(日) 23:40:35.76 ID:3GmMhi9+o




 京華学院から少し離れたとあるビルの屋上、そこで黒いスーツに身を包んだ男が目を瞑りながら座っていた。
以下略



58: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/24(日) 23:41:19.79 ID:3GmMhi9+o

 彼の背後に突如として魔方陣が現れてその中から一人の少女が出てきた。
 彼にはその少女の見覚えがあったのだ。
 つい先ほどまでカメラで監視をしていて、そしてそのカメラを壊した張本人なのだから。

以下略



59: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/24(日) 23:42:01.03 ID:3GmMhi9+o

 周囲は木々に覆われており、見たところほとんど人の手の入っていない原生林と考えられる。
 そう、さすがに自身でさえ偶然跳んだ先であるこの場所をピンポイントで探しあてられるわけないのだと高をくくっていた。

 彼は立ち上がって今回の情報をサクライPに送ろうと情報データを能力で送信する。
以下略



60: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/24(日) 23:42:33.19 ID:3GmMhi9+o



 ここは京華学院の中に存在する裏山の一画である
 広大な裏山を散歩できるような遊歩道も存在するがそれ以外はほぼ自然のままでその地理については用務員のおじさんしか把握していない。
以下略



61: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/24(日) 23:43:05.31 ID:3GmMhi9+o

 しかし彼のマジックハンドはさっきまでとは大きく違っていた。
 金属で出来たマジックハンドは今はまるで獣のように赤黒い剛毛で覆われている。
 そして何よりも目を引くのがその腕を挟むようにして浮いている巨大な獣の上顎と下顎の骨であった。

以下略



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