過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
1- 20
666: ◆6osdZ663So[sage saga]
2014/01/04(土) 13:53:30.64 ID:ysfTtVl3o

美穂「…………」

少女は悩む。

目の前に指し示されたアイドルヒーローの道。夢が叶うチャンス。

美穂「………………」

悩む。悩む。

でもきっとアイドルヒーローをはじめたら、とても忙しくなる。

これまで同様に気軽に友人とは遊べないだろう。

美穂「…………………………」

悩んで悩んで。

美穂「あ、あのっ」

シロクマP「答えを聞く前に幾つか言わせてもらっていい?」

美穂「…は、はいっ」

美穂が答えを出そうとしたタイミングを狙い済ましたかのように、

シロクマPは言葉を遮ったのだった。


シロクマP「『選択する』って言うのはね。何かを選び取った結果、何かを犠牲にするってことでさ」

シロクマP「それは美穂ちゃんがさっき語ってくれた理想のヒーロー像にも当てはまる話でもあるんだ」

美穂「私の理想のヒーロー像…」

シロクマP「そう、”どんなに苦しくても我慢して笑顔でみんなに希望を届けられる”」

シロクマP「そんな素敵だけど、とても過酷なヒーロー像のこと」

美穂「……」

素敵だけど過酷。少女の可憐な夢には、シビアな痛みが伴う。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/828.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice