過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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715: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 00:47:40.79 ID:9SwiL0z50
「秘伝、《六骨》」

「っ!」

スカルPが繰り出す6発のパンチを、その速さに驚きつつも寸でのところで回避する。
以下略



716: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 00:49:12.00 ID:9SwiL0z50
「…まだ…!」

奈緒が黒い翼を展開し、スカルPに突っ込む。

「…すまんの、秘伝、《骨挽》」
以下略



717: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 00:50:53.43 ID:9SwiL0z50
「…やったかの」

「死んでないといいけどね」

スカルPとアイが、壁にもたれて動かなくなった奈緒を少し遠くから見ていた。
以下略



718: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 00:52:19.36 ID:9SwiL0z50
奈緒は壁に叩き付けられたまま、意識が朦朧としていた。

彼女自身のとも言えない感情が、内側で渦巻いていく。

―痛い、いたい、イタイ…!
以下略



719: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 00:53:43.87 ID:9SwiL0z50
全く動かなかった奈緒が俯いたまま立ち上がった。

場は再び緊張する。

彼女が吐いた血は、神殿のあちらこちらを真っ赤に染めていた。プレシオアミドラルの亡骸にまで血が付着している。
以下略



720: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 00:55:41.58 ID:9SwiL0z50
「アイ殿…!」

「!」

『アオオオオオオオオン!!』
以下略



721: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 00:57:25.70 ID:9SwiL0z50
(頭がすげぇ痛い…痛い……)

肉体は暴走し、暴食の感情が爆発していた。このままでは目の前の彼女を骨すら残さず喰らい尽くすだろう。

それと同時に、彼女は葛藤する。殺されかけた相手とはいえ目の前の人を喰らおうとする暴食をなんとか抑えようとしている。それが頭痛となって彼女を苦しめる。
以下略



722: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 00:58:35.09 ID:9SwiL0z50
吹き飛ばしたのは右腕が変形する黄金の鎧。さらには海の色の様なマントまで装備されている。

それは装着者がこの場にいない筈のアビスエンペラーだった。

「う、動いたじゃと!?」
以下略



723: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 01:00:29.77 ID:9SwiL0z50
『…おいおい、俺を忘れてもらっちゃ困るな』

不満そうな声がアビスエンペラーから聞こえてくる。

「黙った方が身の為じゃぞ。…ヨリコ様のアビスエンペラーをどうやったかは知らんが勝手に使った罪は重いからの」
以下略



724: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 01:01:12.16 ID:9SwiL0z50
「…巫女殿、ワシがこの事をヨリコ様に伝えてこよう。なぁ…聞かせてくれ、あれは一体なんだったんじゃ、何か知っておるのか?」

茫然としつつスカルPが巫女に問う。

「わからない、わからないわ…」
以下略



725: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 01:02:09.40 ID:9SwiL0z50
アビスエンペラーはその高い機能をフルに活用し、夜の都市を高速で駆ける。

兵士に何度か遭遇し、止めようとして来るが、いとも簡単に吹っ飛んだ。

兵士達が神殿周辺に集まりだしたせいか、その遭遇頻度も下がり、ついには気配すら感じない程の位置に来た。
以下略



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