過去ログ - 美希「こたつで修羅場なの」
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2013/11/19(火) 19:36:25.81 ID:KjSKYEJa0
 目を覚ますと、小鳥の声が聞こえる。

「え!? 本当ですか?」
 
 なにやら嬉しそうな表情と声。仰向けに寝転がっていた響には、それが見えたのだ。
以下略



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2013/11/19(火) 19:37:18.39 ID:KjSKYEJa0

「それでは、そちらもお仕事がんばってください」

 事務所の電話を切った後、小鳥はニコニコしながら、響に話しかける。

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2013/11/19(火) 19:37:47.60 ID:KjSKYEJa0

「うん! わかった! 自分、頑張るからな! 今日はレッスンだけだったけど、気合入れていくさー!」

 と、寝ころびながら拳を突き上げる響に、小鳥は柔和な表情を浮かべた。

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2013/11/19(火) 19:41:24.60 ID:KjSKYEJa0
「そう、他の皆。4人ともこたつで寝ちゃってるんだもん。鍵を開け放しにしといてよかったわ」

 寒くて死んじゃうところだった、と冗談にならない一言を残し、今度こそ事務所の扉を開けて出て行った。
 他の皆、4人とも……。この二つの言葉から推測するに、どうやら響以外にも3人こたつで寝ている人がいるということだ。
 このこたつは、上から見ると正方形のようになっていて、頑張れば4人入ることができる。


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2013/11/19(火) 19:44:52.27 ID:KjSKYEJa0
 そしてあおむけの響には、寝ていた状態では誰がいるのかがわからない。なにしろ眠っていたせいで髪の毛がぼさぼさだ。それに顔も洗いたい。

「一度出よう」

 心に決めたことを口にだし、体を起こそうとしたとき。
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2013/11/19(火) 19:47:12.77 ID:KjSKYEJa0
 何かわからない恐怖とともに、それから抜け出そうと必死に暴れる。
 だが、もがけばもがくほど、足に絡みついた何かは取れない。

「何だこれ!? 誰か助けて!」

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2013/11/19(火) 19:50:03.82 ID:KjSKYEJa0
「その声は……真と伊織だな?」
「……お、おはよう……」
「……最悪の目覚めよ……てか、寝てたなんて最悪よ」

 だが、声が聴こえるだけで視界には入らない二人の姿。いったいどのような状況なのだろうか。
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/19(火) 19:53:28.14 ID:KjSKYEJa0
 伊織にそんなことを言われて、少しむっとする。

「そんなことない! もうすぐ記者が来るらしいし、自分だって出たいんだ!」
「記者……? 何の話よ?」
「その話、詳しく教えてもらってもいい?」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/19(火) 19:55:21.54 ID:KjSKYEJa0
 痛みに苦しむ3人の声が同時に上がった。

「……本当だ、出られない」
「これってつまり、私達の足が絡まってるってこと?」
「こたつの中で絡まっちゃったっぽいぞ……」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/19(火) 20:00:22.59 ID:KjSKYEJa0
真「とりあえず、今の状況を確認しよう。皆見えないんだ」

響「そうだな。そうしよう」

伊織「響は?」
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