過去ログ - 碇シンジの日常
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135: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/04/20(日) 16:13:29.48 ID:sHZqfuKZ0
そんな事をふと思い出した昼休み。

シンジはため息を三回つきながら自分の弁当を取り出した。

横ではトウジが「メシや、メシやー」と歓喜の声を上げている。

食事の時間こそが学校最大の楽しみだとトウジは以前に明言した事がある。

人は食物を摂取する事によって、自らの生命を維持し機能させる。それはつまり、生への実感であり同時に歓びでもあった。

ベートーベン作曲の交響曲第九番、「歓びの歌」を口ずさみながら購買へと昼飯を買いに行くトウジ。

そんな彼を見送る為にカヲルはワーグナー作曲の「ワルキューレの騎行」を口ずさみ、テンポが混じってぐちゃぐちゃになっていた。

教室ではマリが特に意味もなく「365歩のマーチ」を歌っていた為、トウジは三歩進んで二歩下がる事となり、半ば牛歩戦術の様相を見せている。

シンジは股間にまつわるエトセトラのダメージが抜けきらないまま、力なくレイに弁当を渡した。


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