過去ログ - 碇シンジの日常
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66: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/02/18(火) 00:38:16.83 ID:4MQAuPIH0
実際問題として、ケンスケもまたそれほどカヲルに心を奪われていた訳ではない。

ケンスケの中では、カヲルは真実の愛の伝導者のようなものであり、いわば迷える仔羊を導くキリスト的な存在であった。

カヲルの神々しい輝きは、ケンスケにとっては眩しすぎたのだ。

神や天使は自分の手の届かない場所にいるからこそ、輝いて見える。カヲルから別れ話を告げられた時、ケンスケはそれを理由もなく理解し、そして何一つ不満などなく受け入れた。

神と人は同じ場所にはいられない。

神と人は対等の関係を築けない。

悲しさも多少はあったが、これで良かったのだとケンスケは思った。

それに自分はもう神から惜しみない愛をもらっている。

具体的な言葉にすると大量の精液でしかないが、ケンスケはそれを愛だと理解し、全てを美しき良き思い出へと変換させた。


そもそもケンスケはカヲルがタイプではなかった。


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