18: ◆vMrM7btFzA[saga]
2013/11/22(金) 19:02:27.68 ID:fx8HGgWAO
side:暁美ほむら
空が白んできた頃、漸く新たな魔獣が出現しなくなって、私は気合いを入れた。
残り一体となった魔獣は、瘴気が薄くなって来たのか動きが緩慢になっている。
最後の足掻きとばかりに撃ってきた光線を高く跳躍して躱し、私は狙いを定める。
「これで、最後ッ」
放たれた魔法の矢は、正確に魔獣の頭部を貫き、魔獣は崩れ落ちる様に消えていった。
ふわりと、瓦礫の山の上に着地した私は、丁度顔を見せてきた朝日に目を細める。
太陽に照らされた見滝原の街は、度重なる戦闘で全壊。
周囲は最早、単なる荒れ地と化していた。
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