20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/25(月) 23:58:31.39 ID:2LUuHdJ70
「Женитесь. 」
「……………………トップアイドルになったらな」
「っ!?」
「はは、どうした。まさか知らないとでも思ったのか? お前が時折放つロシア語爆撃のために何本ロシア映画を見たことか」
「ぷ、ぷぷぷプロデューサー…………!」
あわあわと目を回すアナスタシア。
ひどい動揺っぷりだ。
「……………ああ」
…………ああ、そうだった。
アナスタシアは、こうだった。
いつも落ち着いているからそういう人間かと思ってしまうが、本当はもっと子供で、愛らしい少女なのだった。
………なんとも薄情なものだ。少しの間、傍にいないだけでそれを忘れてしまうなんて。
「……………アナスタシア」
彼女の前で、頭を下げる。
「…………………一人にして悪かった。そうだったな、お前のそういうところも含めてプロデュースできるのは俺だけだった」
「え、いや、その…………」
「なに、大丈夫だ。先程の件なら、どうせ他の奴らにはその意味が分かってないだろうから」
現に周りのアイドルやプロデューサーたちは皆一様に不思議そうにこちらを眺めている。
アナスタシアが何か大切なことを言ったのは分かっているのだろうが、それがどういう意味であるかはおそらく分からない。
「いや、えと…………ぷ、プロデューサーに聞かれたのが一番まずい気が………………」
「それに関しては自己責任だな。こちらが反撃しないと思って調子をこいた罰だ」
「…………………Больной-tempered」
「…………………それでも、お前のプロデューサーだからな」
「……………………………」
「何だその顔は。不服か」
「……………………Глупый」
「………………そうだな」
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