643: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/12(木) 00:51:42.90 ID:8mHmaozOo
QB「どうせ最後になるんだ。ワルプルギスの夜を召喚した目的も教えてあげるよ」
QB「僕たちがワルプルギスの夜を召喚する目的。それは、まどかを契約させる為さ」
ほむら「まどか…を……」
644: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/12(木) 00:52:49.90 ID:8mHmaozOo
QB「街が破壊され、人が死ぬ。自分の周りが地獄と化せば、自然と願いは出てくるものだろう?」
QB「街を元通りにしてほしい。人を生き返らせてほしい。そういった願いがね」
QB「だけど、魔法少女になったが最後。魔女となり、エネルギーを生み出すしかないのさ」
645: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/12(木) 00:54:02.04 ID:8mHmaozOo
インキュベーターがまどかの名を呼ぶ。この場にまどかがいるということなのだろうか
地に倒れ、身体を動かせない私にはその姿を確認することはできない
このワルプルギスの夜の魔力による重圧の中、まどかがいられるはずがない
646: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/12(木) 00:54:59.62 ID:8mHmaozOo
QB「よく来たね、まどか。……契約して魔法少女となり、宇宙の為に魔女になる覚悟ができたのかい?」
まどか「……わたしは、ほむらちゃんを助けに来ただけ。魔法少女になんて…なるつもりはないよ」
QB「ほむらを守る?確かに君は契約したのなら、ワルプルギスの夜すら足元にも及ばない程の魔力を持っているはずだけど」
647: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/12(木) 00:55:47.52 ID:8mHmaozOo
QB「さぁ、どうするんだい?このままだと2人まとめて丸焦げになってしまうよ?」
まどか「……っ」
まどかが火炎から庇うように私を抱きしめる。その間にも火炎はどんどん私たちに向かって来る
648: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/12(木) 00:56:47.06 ID:8mHmaozOo
QB「……!」
まどか「ほむら…ちゃん……」
ほむら「……まどかは…私が守る……。ここで私が諦めたら…全て終わってしまう……」
649: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/12(木) 00:57:35.44 ID:8mHmaozOo
QB「……何にせよ、ワルプルギスの夜を倒すなんてまどかが契約しなければできるはずはないよ」
QB「莫大な才能と因果を持った少女を契約させる為の魔女だ。君が勝てるはずが……」
まどか「ほ、ほむらちゃん、わたし……」
650: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/12(木) 00:58:05.94 ID:8mHmaozOo
ホムリリーを初めて召喚し、その能力が頭に流れ込んできたときに見つけた手段。正攻法で勝てるなら…使わずに済むのならそれに越したことはない
何より、もうひとりの私との契約を反故にしてしまうかもしれない。しかし、このままではきっとまどかは契約してしまうだろう
私の覚悟、私との契約…それも大事なものには違いない。ただ、私にとって何よりも大事なもの、守るべきものがある
651: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/12(木) 01:00:51.38 ID:8mHmaozOo
QB「今更君の魔女を召喚してどうするつもりだい?ワルプルギスの夜を葬れるとは到底思えないね」
ほむら「そう思いたければそう思っていればいい。私は…ワルプルギスの夜を始末する。今度こそ」
QB「何度やり直したかは知らないけど、嫌という程には繰り返してきたんだろう?何度やっても同じ結末だ。それが運命というものさ」
652: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/12(木) 01:01:48.38 ID:8mHmaozOo
いつの間にか私を襲っていたワルプルギスの夜の魔力による重圧は消えて無くなっていた
私たちを行動不能に陥らせる、圧殺する…何が目的かはわからないが、それが果たせないと感じ、再度攻撃を仕掛けようとしているのだろう
何度叩き潰しても立ち上がる私が面白くないのか、もう笑うことをやめていた。辺りには気味の悪い魔力が渦巻いていた
774Res/449.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。