過去ログ - 【魔法少女まどか☆マギカ】 神の子の物語
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/28(木) 22:45:59.06 ID:XGcLYe//0



鹿目まどかは、転校初日を終えて、帰路についていた。

三年ぶりに歩く見滝原の町だったけれども、下校するのは1人だった。


誰かと一緒に帰ることはしなかった。

転校初日なんだから、それは当たり前かもしれないけれど、少し、寂しかった。

もちろん、友達…?が、できなかったわけでもない。



でも。

と、鹿目まどかは思い起こす。

今日のことを振り返る。


あれは、友達……なのかな?


転校して初日に、最初に親切にしてくれた人。友達になれると思ったし、なりたいとも思った。

けれど、突然、抱きしめられてしまった。

しかも、抱きしめられたのちに、あなたはいつか私の敵になるとも言った。



これは友達なのかな?

普通じゃないよね…。


いきなり、私の髪に、自分のリボンを結んで、やっぱりあなたのほうが似合うわねって言う初対面の人って…。


どうなんだろう?

なんだか、分からない…。



「はう…」

思わず、鹿目まどかのため息が漏れる。

見滝原は夕方だった。


川を挟む町々の建物に夕日が沈む。


車道には電灯が並んでいる。自動車が行き来している。


何の変哲もない町。


三年前より、もちろん新しく道路ができたり、新しい建物ができたり、知らなかったショップが新装開店
していたりと、変化はあるけれども、やっぱり鹿目まどかの知っている見滝原だった。


生まれの地に帰ってきたという実感がある。


町の景色は変わらないのに、何もかも変わってしまった気がしていた。


見滝原小学校に通っていた頃、それから、アメリカに通っていた三年間の学校生活。

全くそれと変わってしまった。


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