33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/01(日) 19:55:26.70 ID:j4MC2eqco
繰り返す問い掛けにも、合わせる視線は揺るがない。
羨ましいほどの強さだった。
一度顔を逸らして、空へと向ける。
そこには半分に欠けた月。
真っ二つに割られた世界。
私にそれを拒否する理由はない。
立ち塞がるなら、叩き潰すだけ。
折れてしまうなら、それだけのこと。
「じゃあ、返してあげる」
「あなたがあなたであったことの証明を」
「運が良ければ、思い出せるかもしれないわね」
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