16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/02(月) 22:34:08.68 ID:ndF47Jak0
球磨川『で、なんで僕は自分の身の上話をこうも懇切丁寧に話したんだろうね』
忍野扇「知りませんよ。といえばそれまでですが僕が聞きました。僕は如何せん好奇心旺盛ですから、あなたが自分から話し始めるまでいじめていじめていじめ倒したんです、先輩。
もちろん先輩は全て無かったことにしましたから記憶にないんじゃないんですか?」
球磨川『……』
忍野扇「笑顔が引き攣ってますよ? むしろ引き攣った笑顔の方が似合ってますね。先輩は心から楽しいと思って笑ったことはありますか?」
球磨川『もちろん』『ぼくの毎日がとても楽しくて充実して満足感に笑いが止まらないに決まっているじゃないか』
忍野扇「嘘ですね、いいえ先輩なら戯言と言った方がいいですね。
ちなみに私にはないんですよ、楽しいと思って笑ったこと」
球磨川『僕もだよ』『って、そう言えればまだ無勝のグッドルーザーとして格好がつくんだけどね』『最近の僕には勝ちたい無敵の女子がいて負けられない無害の男子がいて負の方向に守りたい後輩がいる』『何より大好きな女子がいるんだ』
忍野扇「そこです、そこですよ先輩。
本来マイナスとして生まれ時に封印し時に無に帰した先輩が今では人生を楽しんでるんですよ。
これはどういう事ですかね、あなたは人生を楽しんではいけないんですよ先輩。
人を殺して解して並べて晒すために生まれてきた先輩はそんな温かい手で他人に触れてはいけないんですよ」
球磨川『言ってくれるね』『でも僕はこの生活を捨てられないし無かったことにする気はないよ?』『格好悪くてもしがみついて離さない』
忍野扇「先輩がここで消えることになっても?」
球磨川『あぁ』『その方が格好悪いでしょ?』
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