過去ログ - きっと彼の青春ラブコメは間違っている
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◆0NaiNtVZPPaZ
[saga]
2013/12/12(木) 21:27:36.03 ID:kAvah7O60
江ノ島「あ、あの、ぼぼ僕はなにをすれば……」
平塚先生がいなくなったことで残された江ノ島が軽くパニクっていた。
どんだけ焦ってんだよ。道聞かれたときの俺かよ。まあ道聞かれたことなんか人生で一回しかないけど。
雪乃「そうね……まずはあなたのことを教えてもらえるかしら」
八幡「あれ、俺そんなこと聞かれたっけ?」
雪乃「そんなことも忘れてしまうほどあなたの記憶容量は少ないの?あなたには聞いていないわ」
八幡「数ヶ月前の事覚えてるお前の記憶力がおかしいんだろ」
雪乃「そうかしら。このくらいは普通だと思うけれど」
八幡「へいへい、そうですか」
雪乃「……なにか言いたそうね?」
結衣「ちょ、ふ、二人とも!江ノ島君置いてけぼりだよ!」
あ、やべ。つい言い合いに夢中になってしまった。
あのまま続けていたらだいぶひどくなっていたことだろう。俺の心が。
止めてくれてありがとう由比ヶ浜。
雪乃「ごめんなさい、話が脱線してしまったわ」
江ノ島「う、ううん、大丈夫だよ……えっと……僕のことを、教えるの……?」
雪乃「ええ。そうね、まずは……」
と、そこで雪ノ下の動きが止まる。慣れた手つきで長い指をあごに当て、そのまま完全に静止した。
黙っていれば本当に見入ってしまいそうで怖い。だが今はそんなことは気にせずに済んだ。
八幡「お前、なに聞けばいいか分からないんだろ」
雪乃「そ、そんなことはないわ。なにを証拠にそんなことを言っているのかしら」
八幡「堂々と悩んでたじゃねえか。とりあえず俺に任せてみろ、男同士の方がやりやすいこともあるんだよ」
結衣「あ、この前姫菜がそんな感じのせりふ聞いて鼻血出してたー」
八幡「…………」
もともと少ないやる気がさらに下がったんですけど……帰っていい?
海老名さん……この場にいなくてもここまで影響力があるって、案外あの人もラスボスになる可能性を秘めてるんじゃないか?
もし彼女と対峙するようなことになれば、葉山を犠牲に戸塚と一緒に愛の逃避行を始めるつもりだ。
戸塚は俺が守る。異論は認めない。
まあとりあえず、任せろと言った手前、すぐにそれを放棄するわけにもいかないので江ノ島との初会話に挑戦する。
八幡「あー江ノ島」
江ノ島「ひっ!」
八幡「え……」
江ノ島「あ、ご、ご、ごめん!そ、その……目が……」
八幡「あ……悪い……」
なにこれ。バカにされたり罵倒されたりならまだ大丈夫なのに、純粋に怖がられるとめちゃくちゃ傷つくんだけど。
っていうかそこの女子二人。顔を逸らしながら肩を震わせるのやめてくれません?そういうの八幡的にポイント低すぎるんだけど。
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