過去ログ - 日向「信じて送り出した七海が」狛枝「2スレ目かな」
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547:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/27(金) 17:42:25.20 ID:kYff4rAe0
2013/12/27 15:35:19 グリーンアップル スミレ様 (最新作:Tommorow is Another Day? 1997年度山梨県居八小中学校全生徒)
2013/12/27 12:28:05 バトル×2 yoshi様 (最新作:ダンデライオン 京都府京都市立有明中学校3年A組)
2013/12/24 15:38:36 A LITTLE SELF-RESPECT チキン様 (最新作:?Hope in Despair? 2009年度鳥取県水木町立水木中学校3年B組)
2013/11/23 10:41:18 Victory KML様 (最新作:鎮魂歌 1997年度香川県城岩中学校3年B組)
2013/11/20 03:48:23 Star☆Dust 水金翔様 (最新作ENDLESS NIGHTMARE ? 2001年度群馬県桐生市立巴ヶ丘中学校3年2組)
以下略



548:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/27(金) 17:42:50.80 ID:kYff4rAe0
浅瀬真帆


549:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/27(金) 17:43:28.53 ID:kYff4rAe0
この国の陸軍・海軍・空軍全てを統轄する、軍の最高責任機関。名目上は政府の管轄下であるが、実質的にこの国を治めているのはこの統轄本部である。そのため、軍でも最高クラスの人間しか、ここへの出入りを許可されていない。
そこには最高機密クラスの書類がたくさん置かれている資料室がある。その資料室の奥に、一つの古びたドアがある。『第六十八番プログラム資料』と書かれたドアには、それにあまり似つかわしくないばかでかい鍵がかけられている。
そのドアの奥には、文字通り"第六十八番プログラム"の資料が置かれている。

正式名称、戦闘実験第六十八番プログラム。通称プログラム。
以下略



550:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/27(金) 17:44:05.53 ID:kYff4rAe0
生徒データ
残り40名(3話終了時点)
1番 相川 秀樹  (あいかわ  ひでき) 石川  友絵 (いしかわ  ともえ)
2番 青木 達也  (あおき   たつや) 磐田 真由香 (いわた   まゆか)
3番 市川 祐介  (いちかわ ゆうすけ) 内川  優子 (うちかわ  ゆうこ)
以下略



551:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/27(金) 17:44:37.90 ID:kYff4rAe0
自分が立っているのか、座っているのか、横になっているのか、それすら判らないくらい深い闇の中に、康明はいた。目を開けても、目を閉じても、前に広がるのは漆黒の闇だけ。上下左右、視界に入るすべて、いや自分の感じることのできるすべては暗闇だけだった。
ふと、目の前に少女が現れた。小学生かそれくらいだろうか。彼女の髪の毛は闇の中でも映えるくらいのつやがあり黒く、彼女の肌は周りの闇とのコントラストで浮かび上がるほど白かった。康明はこの少女を知っていると思った。ただ、誰だろうと記憶を探ってみても、絡まった糸のようにもつれた記憶が答えにたどり着けない。
どれくらいそうしていただろうか。ふと、少女の顔がゆがみだした。と、顔だけじゃなく周りのすべてが歪みだした。漆黒の闇ですら、そう認識できるほど、水に石を投げた波紋が広がるように歪んでいた。
「……!」
康明は少女の名前を叫んだ。しかし、その名前は声となって康明の口からこぼれることはなかった。次の瞬間、康明の体自体が歪みだした――。
以下略



552:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/27(金) 17:45:10.53 ID:kYff4rAe0
バイオリンは康明たちの前に立つと、全員の顔をなめるように見回し、笑顔を浮かべた。その後ろでは、兵士たちが学校で使うようなホワイトボードをがらがらと運んできて、設置した。バイオリンは首だけ後ろに曲げると、何事か発した。康明には聞こえないほどの小声だったが、声をかけられた兵士のはんのうからみて、ごくろうか何か、そんなことを発したのだと感じた。バイオリンは康明たちに向き直ると、顔に満面の笑顔を浮かべた。なんとなくいやらしい笑いで、見ていて気持ちのいいものではないと康明は感じた。わざとらしい咳をし、ソバージュの前髪を書き上げながら、バイオリンはもったいぶった言い方で、話し出した。
「こんにちは。私の名前は、博士次郎(はかせじろう)といいます。ま、名前なんてあってないようなもの、何とでも好きに呼んでください」
そしてまた、にかっといやらしい笑いをした。この博士とか言うバイオリン男はいったいなんなのか、いきなりでわけが分からない。皆、あっけにとられているのか、周りの兵士に恐怖を覚えているのか、声を出す人はおらず、ただ、目の前の博士ことバイオリンを見つめてた。
そしてバイオリンは一つ大きく息を吸い込むと、よく通る声で高らかに言った。

以下略



553:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/27(金) 17:45:59.60 ID:kYff4rAe0
康明はそう心で呟きながらも、クラスメイトを[ピーーー]という具体的なイメージが浮かんだことを恥じた。プログラムなんて、殺し合いなんて真面目に取っちゃダメだ。絶対にどこかに皆が助かる道があるはずだ、と康明は自分に語りかけた。
「それから、我々が首輪を爆発させるのは禁止エリアに入ったときだけではありません。24時間以内に死者が一人も出なかった場合、72時間以内に最後の一人にならなかった場合などはその時点で生き残っている全ての生徒の首輪を爆破します。禁止エリアは基本的に2時間で一つのペースで増えていきますが、皆さんが消極的だとエリアも一気に増えますからね」
「よくできたシステムだこと」
となりで祐介が小さく呟いたのが康明の耳に届いた。よくできたシステム、の意味を一瞬考え、そして理解した。禁止エリアとやらのせいで、一箇所に隠れ続けることはできない。また、増え続けていく禁止エリアのせいで活動場所を制限され、必然的に他人と出会う機会が多くなる。そして、『武器』を持った状態でクラスメイトとはいえ他人と出会えば、ましてや一人しか生き残れず、何もしなければ24時間後に爆死するとわかってる状況だとしたら……
康明はそれ以上考えることをやめた。考えれば考えるほど、康明にできることは無いような気がしたからだ。いや、正しくはある一つの結論に達することが怖かったからだ。それ以外の選択肢が消えてしまうのを無理やり押し込めて、そのこと自体を思考からはずした。
以下略



554:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/27(金) 17:46:26.06 ID:kYff4rAe0
湯域さなこ


555:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/27(金) 17:50:14.91 ID:kYff4rAe0
夕来踏め湖


556:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/27(金) 17:51:02.29 ID:kYff4rAe0
ひっ、ぃあああ


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