過去ログ - 対木もこ「私と荒川憩のカレーうどん戦争」
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88: ◆cvvZKri7SI[saga sage]
2013/12/13(金) 16:13:59.93 ID:1dwOiOSUo

 こいつが教室に来ていなければ私は今日は購買で済ませるつもりだったし、仮に食堂に行っていたとしても、もっと早く食べ終わっていた。
 お前が床に座り込んだり何だりしたせいで私が食べ終わるのが遅くなって、そのせいで廊下で委員長に会ったわけだ。

 よって、あのカレーうどんを奢った時点でチャラだ。喉が渇いたなら自分で買え。

「ケチ……。しかもなんなんあのカレーうどん」

 文句あるのか。美味しいだろ。

「そりゃまぁ、まずいとは言わへんけどなぁ……。でもなぁ……」

 ぶつぶつと呟きながら、苺オレを結局自分で買った。
 プルタブを開け、再び歩き始める。
 一口運び、ホットじゃなくてアイスでよかったな、と少し後悔。

「まぁ、それはええわぁ。それで、さっきの質問なんやけど」

 委員長がどうして私を犯人にしようとしていたと思ったか、か。

「……偶然が多すぎる」
「偶然?」

 微かに頷く。

 昼休み、委員長と出会ったこと。
 その委員長と私の掃除当番が同じだったこと。
 そしてその掃除用具入れに死体があったこと。

 あまりに──偶然が多すぎる。


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