過去ログ - 吟遊詩人A『魔王の声を手に入れたseiで人と話せない』星妖精「代わりに話しましょう」
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1:シャルロッ亭きゅっぷい ◆tHMiOqNMgmiR[saga ]
2013/12/14(土) 17:37:30.52 ID:3IoCy8J60

夜 山のふもと テント群



旅人A 「おい、あんた待ちなよ」


吟遊詩人A 「…………?」


旅人B 「山に入るつもりかい? だったらやめとけって」


吟遊詩人Aの声? 「なんでだよ……な、何故だい?」


旅人A (なんだ、落ち着いた雰囲気のくせに、やけに落ち着きのない声だな)

旅人A 「いや、こんな時間に山を越えようなんて危険だ。モンスターも出る」

旅人A 「その腰からぶら下げた細い剣じゃ無理だ。今夜はここで休んでいけよ」

旅人A 「他にもけっこう人がいるから、安心して休めるぞ」


旅人B 「そのフィドルを見たとこ、あんた詩人さんだろ」

旅人B 「ちょうど歌が欲しいと思っていたんだ。なあ、歌を聞かせてくれるならタダで俺たちのテントに……」


吟遊詩人Aの声? 「……あー、もう!」


モゾモゾ スポンッ


水妖精 「うるっせーってんだよヒゲども!」


旅人AB 「!?」





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