442:1[saga]
2014/04/08(火) 22:42:27.78 ID:AuKxKtRH0
「……アンタらなぁ。
無事を喜ぶのはええけど……まだ終わってへんぞ」
呆れた様子で、すずかはそう突っ込んだ。
443:1[saga]
2014/04/08(火) 22:43:01.03 ID:AuKxKtRH0
「……大した威力だ……。
この百獣の王さえ寄せ付けないとは……」
カンナは、苦々しく表情を歪める。
444:1[saga]
2014/04/08(火) 22:43:30.48 ID:AuKxKtRH0
プレアデス聖団の面々は、魔獣の消滅に安堵の息を漏らす。
「やったわ!!」
445:1[saga]
2014/04/08(火) 22:44:06.56 ID:AuKxKtRH0
しかしだ。
降り注がれるグリーフシードは、この場の魔法少女達全員の魔力を、フルに回復させている。
それに加え、諦めが悪いのは、ほむらだけでは無い。
446:1[saga]
2014/04/08(火) 22:45:07.23 ID:AuKxKtRH0
カンナの最後の一手は、自慢の魔法を利用した荒業。
「全員接続……。魔力だけを接合するなら、容易い事だ!!」
447:1[saga]
2014/04/08(火) 22:46:16.21 ID:AuKxKtRH0
狙う的は、宙に浮かぶほむら。
(……二十人分の魔力を押し固めた魔弾……。
どの道逃げ道が無いなら……こっちも一か八かでやるしかないわね!!)
448:1[saga]
2014/04/08(火) 22:46:42.74 ID:AuKxKtRH0
二つの魔力の塊がぶつかり合ったその瞬間。ドン、と轟音を響かせ、衝撃の波が押し寄せる。
凄まじい衝撃は、地震の震源地さながらの揺れを生み、その振動は全身に押し寄せる。
そして、魔弾と弓矢は爆ぜた。
449:1[saga]
2014/04/08(火) 22:47:22.13 ID:AuKxKtRH0
「……どういう事だ!?」
前のめりに這いつくばるのは、聖カンナ。胸には、一本の弓矢が突き刺さっている。
立ちはだかるほむらを、睨みつけながら見上げる。
450:1[saga]
2014/04/08(火) 22:48:37.07 ID:AuKxKtRH0
「そうなれば、多少は被弾するけれど、致命傷になる程、魔弾を受ける事だけは避けられるのよ……。
自身の魔法を、良く理解してる様だけど……私の方が一枚上手だった様ね」
そう言い放ちながら、ほむらは拳銃を構えた。そして、銃口をカンナの眉間に押し付ける。
451:1[saga]
2014/04/08(火) 22:49:28.08 ID:AuKxKtRH0
「……簡単に屈すると思っているのか?」
カンナはそう言い、反骨の意を見せる。
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