32:黒猫
2013/12/19(木) 09:58:58.71 ID:+XzxjG8T0
おっとあぶない。
警察に通報されるところだった。
八幡「ああ、覚えてるよ。これは、この前小町とゲーセン行ったときに見つけてな。
そのときは全く取れなくてさ。小町にかっこいい姿見せられなかったから、
陰で努力していたわけだ。ここ数日ゲーセンで特訓ってわけ。」
雪乃「努力という言葉に縁遠い人が努力という言葉を使うと、
違う意味合いの言葉に聞こえてしまうのは不思議ね。」
八幡「ちょっと。ここで新しい日本語作ろうとしないでくれる。」
兄というものは、妹にかっこいい姿を見せたいものだ。
しかも、スイートハニーといえる小町ならばなおさらだ。
かっこわるい姿を見せたならば、その日の夜泣いちゃうよ。
雪乃「そのパンさんは、小町さんへのプレゼントかしら?」
八幡「いんや。小町が欲しいって言うのならば、あげるけど。
小町は取ってほしいとは言ったんだけど、欲しいとは言ってなかったな。」
妙な含みがある発言をする妹だ。
将来悪い女になるんじゃないかと、お兄ちゃん心配だよ。
雪乃「そう。」
こちらの彼女も妙な含みを持たせた発言をなさる。
国語学年3位の俺でも、行間を読まないといけない会話ばかりだと疲れちゃう。
まあ、今回の質問の回答は簡単だ。
なにせ、自分が誘導したのだから。
八幡「昨日の帰りにゲーセン寄ってとったんだけど、そのまま鞄にいれたままだったんよ。
妙に鞄が膨れてるなって思ってたらさ。」
雪乃「その大きさのものに気が付けないだなんて、ほんと残念な人ね。」
あちらさんも気づいているのだろう。
わざとぬいぐるみを持ってきていることに。
わざとだと知りながらも、その流れに乗らなければならないときもある。
だが、突然にも会話は終了してしまい、雪ノ下は再び読書に戻ってしまった。
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