13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/19(木) 00:37:09.36 ID:9mtCTMIXo
「『あいつ』から聞いたぞ。伊原が苦労しているようだと。お前は仕事を転々として何をしてるんだ」
里志は顔を俯けて黙り込んだ。俺は何となく腕を組んだ。
こんな里志を見ていると、あのバレンタインデーの時のことを思い出す。あれは苦い思い出なのであまり思い出したくない出来事だ。
「はは……。恥ずかしいなあ、ホータローまで知ってただなんて」
「何があったかくらい、説明してもらえるんだろうな」
「……うん。またあの時みたいに聞いてくれるかい」
どうやら里志も思い出していたらしい。
俺が無言で頷くと、里志は決意が固まったのか息をはいた。
18Res/12.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。